Anthropicの著作権侵害を巡る集団訴訟の和解合意に判事が「待った」

チャットAI「Claude」の開発元・Anthropicが作家グループから著作権侵害で訴えられていた訴訟は、15億ドル(約2200億円)の和解案で一度は合意しましたが、判事が和解案の承認を延期したことがわかりました。
Anthropic Judge Blasts $1.5 Billion AI Copyright Settlement (2)
https://news.bloomberglaw.com/ip-law/anthropic-judge-blasts-copyright-pact-as-nowhere-close-to-done

Shocker: Judge Alsup “postpones” preliminary approval of class settlement in Bartz v. Anthropic. Updated with order. – Chat GPT Is Eating the World
https://chatgptiseatingtheworld.com/2025/09/08/shocker-judge-alsup-denies-preliminary-approval-of-class-settlement-in-bartz-v-anthropic-without-prejudice/
Judge reviews $1.5B Anthropic settlement proposal with authors over pirated books for AI training - Washington Times
https://www.washingtontimes.com/news/2025/sep/8/judge-reviews-15b-anthropic-settlement-proposal-authors-pirated-books/
この訴訟は、Claudeのトレーニングに海賊版サイトのデータや書籍のスキャンデータが利用されたとして、作家グループがAnthropicを訴えていたもの。連邦地方裁判所は「合法的に購入した書籍を用いたトレーニングはフェアユース」との判断をしていましたが、2025年8月末に両社は和解に合意していました。ただし、これはあくまで当事者間の合意で、和解の確定には裁判所の承認が必要でした。
Anthropicは2200億円超を著作権侵害訴訟の和解で支払うことが明らかに - GIGAZINE

和解案承認の申し立てを受けたウィリアム・アルサップ判事は、申し立てを却下した上で、「追加情報の提出を条件に承認を延期する」と表明しました。
アルサップ判事は「合意は、完成にはほど遠い」と述べ、「巨額のお金が動く中で、便乗しようとする人間がいることに不安を覚える」と語りました。また、弁護士が作家側に条件を押し付ける形で合意を進めたのではないかという懸念も示しています。
和解合意の対象作品リストや潜在的な集団訴訟参加メンバーへの通知プロセスなどの重要な問題を後回しにしたことについて、アルサップ判事は失望の意を示し、こうした決定的選択は仮承認前に決定されている必要があると指摘しました。
なお、和解案を「著作権侵害と闘うという出版社と作家、共通の目標を前進させるもの」として支持していた全米作家協会のマリア・A・パランテ会長兼CEOは「裁判所は出版業界の仕組みを理解しておらず、判事の求める手続きは実行不可能。今後数年にわたり訴訟が続く世界を描いているようだ」と不満を表明しています。
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in メモ, Posted by logc_nt
You can read the machine translated English article Judge puts hold on Anthropic copyright i….






