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Googleが旅行に役立つスクリーンショット分析やAI旅程作成機能など新たなAI機能を導入


GoogleのAI「Gemini」を活用した旅行に役立つ機能がいくつか導入される予定です。既存の機能も含め、Googleが「旅行準備のための5つのヒント」と題して新機能を紹介しました。AIを使って旅程を作成する機能、スクリーンショットを分析して行きたい場所を保存しておく機能などがあります。

Google tips for travel planning: AI Overviews, Maps updates and more
https://blog.google/products/search/summer-travel-tips-ai-overviews-hotel-price-tracking/

◆1:AIで旅程作成
AI Overviews(AIによる概要)」というGoogleの機能を活用し、ウェブ上の情報を検索して旅程を作成することができる機能です。例えばGoogleで「コスタリカで自然を満喫する旅程を作成する」と検索すると「1日目と2日目はここへ行くべき」などと書かれた旅程が表示され、観光名所や食事に関するおすすめ情報や、ウェブ上で探索を続けるためのリンクなどが表示されます。これまではニューヨークやローマといった都市だけの概要が表示されていたそうですが、今後は地域や国全体の旅程も表示されます。


なお、旅程作成機能は記事作成時点でアメリカ国内のみ対応しています。

◆2:ホテルの価格のトラッキング
Googleのホテル検索機能に、選択した日付と価格を追跡する新しいオプションが表示されます。オプションを有効化すると、価格が大幅に値下げされたなどの場合にEメールで更新通知を受け取れるようになります。この機能は世界的に展開される予定。


◆3:Googleマップのスクリーンショット分析
風景を写したスクリーンショットや、観光地などの場所が文字で記されたウェブサイトなどのスクリーンショットを撮影してGoogleマップに読み込ませると、画面に写った場所が検出され、ユーザーはそれぞれの場所を専用の「リスト」へ追加することができるようになります。リストへ追加した場所はマップ上に表示され、手軽に場所を確認したり、リストを友達と共有したりできます。この機能はまずアメリカ国内向けにiOSの英語版で展開され、Androidにも間もなく提供される予定とのことです。


◆4:Geminiを使った旅行のヒント作成
どこへ行くべきか、何をすべきかをAIに考えてもらう機能です。例えば「ヨーロッパへの一番安い航空券と、それぞれの場所で予算内でできることをYouTubeの動画で探して」と頼むことができるそうです。このほか、Geminiをカスタマイズして目的に合ったAIエージェントを作成する機能「Gems」を旅行プランナーとして設定することもできるようになります。


◆5:Google レンズを使ったAIツアーガイド
カメラで物を撮影するとそれが何なのか検索してくれる機能「Google レンズ」とAIによる概要が統合され、道路標識、観光名所、レストランのメニューなどを簡単に検索したり翻訳したりできるようになります。すでに英語で利用可能でしたが、まもなく日本語や韓国語、スペイン語などにも拡大されるとのことです。

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