『宇宙戦艦ヤマト』放送開始50周年記念ステージにサーシャ役を親子で演じた潘恵子&潘めぐみが登壇、起用は「お願いしない理由がない」と福井晴敏総監督

「『宇宙戦艦ヤマト』放送開始50周年記念ステージ」と題して、シリーズの歴史を振り返るトークイベントが「AnimeJapan 2025」で開催されました。ステージには最新作『ヤマトよ永遠に REBEL3199』総監督の福井晴敏さん、サーシャ役の潘めぐみさん、マザー・デザリアム役の潘恵子さん、アニメ特撮研究家の氷川竜介さんが登壇し、それぞれのヤマトとの出会いやヤマトへの思いが語られました。
『ヤマトよ永遠に REBEL3199』第三章 群青のアステロイド 2025年4月11日(金)上映開始
https://starblazers-yamato.net/
イベントの司会進行はニッポン放送アナウンサーの吉田尚記さんが担当しました。写真左から吉田さん、福井総監督、潘めぐみさん、潘恵子さん、氷川さん。

ヤマトシリーズの一覧を見ながら、作品との出会いについてのトークが行われました。最も出会いが古いのは氷川さん。1作目放送時、高校生だった氷川さんは「すごいアニメには理由があるはず」と、練馬区桜台にあった制作スタジオに足を運び、ファンクラブを作ることに。まだアニメ雑誌はなく、アニメが「テレビまんが」と呼ばれていた時代ですが、『ヤマト』は同時期に放送されていたアニメや特撮番組と比べても新しい作品だったと氷川さん。

氷川さん世代でブームが起こったあと、福井さんは『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』公開のころに放送された映画1作目のテレビ放送でヤマトに出会っています。わずか2時間ほどのあいだに地球が滅亡してよみがえるという話は、大人になってから「アニメだからできる語り口だった」と感じたとのこと。そのすごさは、当時一緒に見たという親戚のおばさんが「今日中に終わるの?」としたというほど。

一方、潘恵子さんは1980年公開の『ヤマトよ永遠に』でヒロインにあたるサーシャ役を担当していて、シリーズへの初参加はテレビアニメ『宇宙戦艦ヤマト2』のゲストキャラクターでした。なお、1作目放送当時はまだ学生で演劇少女だったことから、『ヤマト』は作品の存在は知っていたというぐらいだったそうです。
その『ヤマトよ永遠に』とテレビアニメ『宇宙戦艦ヤマトIII』を組み合わせた形でリメイクされた『ヤマトよ永遠に REBEL3199』では、サーシャ役を潘めぐみさんが担当しています。親子2代での担当について、福井さんは「お願いしない理由がなかった」と説明。一方、めぐみさんは親子共演は少なからずあるものの、役柄を引き継ぐことは少なく、「自分はこの船に乗れるのだろうか」と悩んだことを明かしました。

恵子さんは『ヤマトよ永遠に REBEL3199』で、マザー・デザリアム役を担当していますが、福井さんによれば「最終回の最後のセリフのため」だとのこと。かなり先になるものの、楽しみにして欲しいと呼びかけました。

期待のラストに向けて進んでいく『ヤマトよ永遠に REBEL3199』は第三章「群青のアステロイド」がいよいよ2025年4月11日(金)から上映開始です。

『ヤマトよ永遠に REBEL3199 第三章 群青のアステロイド』本予告 <2025年4月11日(金)上映開始> - YouTube

©西﨑義展/宇宙戦艦ヤマト3199製作委員会
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