いつでも武装したボディーガードが自分を守ってくれる「警備員召喚アプリ」が登場

自身のスマートフォンから武装したボディーガードを予約できるサービス「Protector」がアメリカ・ロサンゼルスとニューヨークで開始されました。このサービスは、法執行機関や軍隊での勤務経験がある人物が武装してユーザーを保護してくれるというものです。

'Uber for Armed Guards' Rushes to Market Following the Assassination of UnitedHealthcare CEO
https://gizmodo.com/uber-for-armed-guards-rushes-to-market-following-the-assassination-of-unitedhealthcare-ceo-2000565155

'Uber with guns' app now available in NYC and Los Angeles
https://bgr.com/lifestyle/this-new-uber-with-guns-app-is-the-most-american-thing-ive-ever-seen/

Protectorでは、まず専用アプリ「Protector - Book Armed Agents」内の「Book Protectors」をタップ。

保護対象の人数とボディーガードの数を指定します。

続いてボディーガードの服装を指定。

警備に必要な車両の台数を指定します。

最後にボディーガードと落ち合う場所や日時を指定したら完了です。

予約が完了すると、指定された場所でボディーガードと落ち合い、保護サービスを受けることが可能です。

Protectorを運営するProtector Security Solutionsの広報担当者によると、Protectorに携わるすべてのボディーガードは現役または引退した法執行機関や軍人のどちらかとのこと。ProtectorのX(旧Twitter)アカウントでは、ボディーガード自身が自分の従軍経験やキャリアについて語っています。

各ボディーガードの経歴はアプリ上でも確認可能です。

また、Protectorは2024年12月4日に発生したアメリカの大手健康保険会社「ユナイテッド・ヘルス」のブライアン・トンプソンCEOが路上で襲撃を受けて射殺される事件を例に挙げ、「Protectorが予約されていればこのような事件は回避できたはずです」と述べています。さらに、トンプソン氏への攻撃を防ぐためのシナリオを解説しています。

2024年12月6日には、創設者のニック・サラス氏が「私たちは安全確保のために法執行機関に頼っていますが、彼らと常に共に行動することはできません。Protectorは「人命保護」という法執行機関の目標をサポートするように設計されており、人々が自分自身と愛する人を保護するための方法を提供します」「当社の訓練を受けた経験豊富なチームは、リリース後すぐにすべての市民に強化されたセキュリティを提供する準備ができています。私たちは法執行機関を支援するために活動しています。そして最終的には、ユーザーであるあなたを保護するために行動します」と語りました。

なお、Protectorは2025年2月18日からアメリカ・ロサンゼルスならびにニューヨークで利用可能です。すでにアメリカのApp Storeの「旅行」カテゴリランキングではProtectorが3位にランクインしています。

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