メモ

あるツイートが原因で旅客機の乗客が搭乗を拒否される事件が発生

By Kevin Dooley

世界最大級の格安航空会社(LCC)の一つであるサウスウエスト航空で、ある一件のツイートを理由に乗客が搭乗を拒否され、一度乗り込んだ機内から降ろされてしまうという事件が発生しました。

Family Asked To Leave Southwest Flight After Tweet « CBS Minnesota
http://minnesota.cbslocal.com/2014/07/22/family-asked-to-leave-sw-plane-after-tweet/

航空機から降りるように指示されたのは、デンバー発ミネアポリス行きのサウスウエスト便に搭乗していたダフ・ワトソンさんと2人の子どもです。ワトソンさんはサウスウエスト便に優先搭乗できるA-Listの資格を持っている得意客で、その日もいつものように真っ先に搭乗しようとしたところ、ゲートにいた職員は2名の子どもの優先搭乗を拒否。そのため、ワトソンさんは通常と同じ搭乗の順番まで待たされることになりました。


ワトソンさんは「搭乗口で待たされて非常に不快だったし、辱めを受けた気がしました」と怒りをあらわにします。


ほどなく搭乗の順番がめぐってきたワトソンさんですが怒りは収まらなかったようで、窓口の係員に「これが優先客に対する扱いか?この件に関してツイートするから」と伝えて機内に乗り込みました。そのツイートの内容がこちら。

'Wow, rudest agent in Denver. Kimberly S, gate C39, not happy @SWA,'
(デンバーのC39ゲートの失礼な職員、Kimberly S。腹が立つ@SWA)

搭乗を済ませて席に着いたワトソンさん一家ですが、すぐに職員がやってきて「すぐに飛行機から降りるように」と指示を受けたと言います。

「ツイートされたことで脅迫を受けた」ことを理由に搭乗を拒否した職員はワトソンさんに対して「警官を呼びますよ」と警告を発したとのこと。その様子を見ていた娘のルーシーちゃんは「パパが牢屋に入れられてしまう」と泣き出してしまうほど恐怖を感じたと言います。


ワトソンさんはなぜ自分の家族がターゲットにされたのか理解できず、「別に激しい競り合いがあったわけでもなく、職員と乗客の簡潔なやりとりがおこなわれただけ」とその状況を語ります。さらに職員はワトソンさんにツイートを削除するように強要したとのこと。

これに対してサウスウエスト航空は声明を発表し、乗客が一時的に飛行機から降ろされた後に再度搭乗を許可され、最終的には目的地へとたどり着いたという事実を確認。事件については現在調査中であることを発表しました。

ワトソンさんにはサウスウエスト航空から謝罪のメールが送られてきましたが、保安上の理由でどのような処罰が職員に対して行われるかは明らかにできないと説明されたとのこと。事件に巻き込まれたワトソンさんら3名にはそれぞれ50ドル(約5000円)分の割引券が添えられていたとのことですが、ワトソンさんは「もう二度とサウスウエストは使わない」と怒りをあらわにしています。

By Andrew W. Sieber

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
アメリカの出張族が語る米国の航空旅行業界が持つ長所・短所とは - GIGAZINE

飛行機の遅延・キャンセル時にお金を取り戻せる「AirHelp」 - GIGAZINE

飛行機に乗る際に預けた荷物に起こる遅延・紛失・盗難などのトラブルを防ぐ10の方法 - GIGAZINE

ミニスカが物議を醸すなど再三投入が延期になったスカイマークのA330に乗ってきました - GIGAZINE

乗客の眠りを誘う「7時間の列車ビデオ」が旅客機の機内ムービーに登場 - GIGAZINE

in メモ,   乗り物, Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.