ソニー製ミラーレスカメラ「α1 II」は手持ちでのVlog撮影に向いているのか検証してみたよレビュー

ソニー製ミラーレスカメラ「α1 II」には、αシリーズ史上最高性能のボディ内手ブレ補正機能が備わっており、手持ちで歩きながら撮影してもブレを抑えた動画を記録できるとのこと。実際にα1 IIを外に持ち出して、歩きながら動画を撮影した際のブレの大きさを確かめてみました。

α1 II | デジタル一眼カメラα（アルファ） | ソニー
https://www.sony.jp/ichigan/products/ILCE-1M2/

α1 IIは裏面照射型のフルサイズイメージセンサーやAIプロセッシングユニットを搭載しており、「5010万画素の高画素撮影」「秒間30コマの高速連写」「人物や列車などを自動認識して追尾AF」「ノイズを抑えた高感度撮影」といった機能を備えています。α1 IIでどんな写真を撮影できるのかは、以下の記事で詳しく解説しています。

99万円のソニー製高級カメラ「α1 II」でいろいろ撮影してみたよレビュー、「物体追尾＆高速連写でシャッターチャンスを逃さない」「夜間でも手持ちでバシバシ撮影」などとにかくスキのない性能 - GIGAZINE

α1 IIは「中央8.5段、周辺7.0段」という高度な光学式5軸ボディ内手ブレ補正機能を搭載しています。さらに、ジャイロセンサーやブレ補正アルゴリズムを用いた電子式手ブレ補正機能も搭載。動画撮影時には手ブレ補正のモードを「スタンダード」「アクティブ」「ダイナミックアクティブ」の3種類から選択可能で、アクティブは「歩きながらの動画撮影」、ダイナミックアクティブでは「小走りしながらの動画撮影」に対応できます。

各種手ブレ補正モードのブレ補正効果を検証するべく、α1 IIにソニー製ズームレンズ「FE 28-70mm F2 GM」を装着して屋外に持ち出しました。

まず、手ブレ補正モードをスタンダードに設定して歩きながら撮影した動画が以下。1歩進むごとにガクガクと揺れています。なお、レンズの焦点距離は28mmで、画質は4K・60fpsで記録しています。

散歩しながら「α1 II」で手持ち動画撮影【手ブレ補正モード：スタンダード】 - YouTube

アクティブだと、ブレをかなり抑えられました。

散歩しながら「α1 II」で手持ち動画撮影【手ブレ補正モード：アクティブ】 - YouTube

ダイナミックアクティブの撮影結果はこんな感じ。アクティブとの差は小さめです。

散歩しながら「α1 II」で手持ち動画撮影【手ブレ補正モード：ダイナミックアクティブ】 - YouTube

続いて、夜間に駅前の道路を歩きながら撮影してみました。スタンダードだと大きくブレています。

夜間に散歩しながら「α1 II」で手持ち動画撮影【手ブレ補正モード：スタンダード】 - YouTube

アクティブに切り替えると、ブレが抑えられますが、時折ピクピクッとフレーム全体がズレるような挙動になりました。

夜間に散歩しながら「α1 II」で手持ち動画撮影【手ブレ補正モード：アクティブ】 - YouTube

ダイナミックアクティブだとブレを抑えて滑らかな動画を撮影できました。

夜間に散歩しながら「α1 II」で手持ち動画撮影【手ブレ補正モード：ダイナミックアクティブ】 - YouTube

ちなみに、α1 IIは最大8K・30fpsでの動画撮影が可能で、4Kの場合は最大120fpsで撮影できます。また、HDMI出力にも対応しており、撮影中の画面を最大8Kで出力可能です。

なお、α1 IIは家電量販店やオンラインショップなどで取り扱われており、記事作成時点ではソニーストアでは税込99万円、カメラのキタムラ楽天市場店では税込89万9174円で売られています。ただし、納期は未定とのことです。

ソニー α1 II ボディ [ILCE-1M2] 《納期未定》