NVIDIAの非売品ガジェット「LDAT」が届いたので開封して外観を詳しくチェックしてみたよレビュー

NVIDIAの非売品ツール「Latency and Display Analysis Tool(LDAT)」がGIGAZINE編集部に届きました。LDATはディスプレイの遅延やリフレッシュレートを測定できるツールで、ディスプレイのレビュー記事作成などに有用。いったいどんなツールなのか分かるように、まずは外観を詳しくチェックしてみました。
NVIDIA Reviewer Toolkit for Graphics Performance | GeForce News | NVIDIA
https://www.nvidia.com/en-us/geforce/news/nvidia-reviewer-toolkit/
ゲーミングモニターの販売サイトやメーカーサイトには「描画指示がディスプレイに届いてから実際に描画されるまでの時間」が遅延速度として掲示されています。しかし、ユーザーが実際に体験するのは「マウスクリックやキーボード入力からディスプレイ表示に反映されるまでの時間」であり、これには「ディスプレイ内での処理時間」以外に「マウスなどの入力デバイス内での処理時間」「CPUの処理時間」「GPUの処理時間」なども含まれます。LDATはこれらの時間も含む「ユーザーが実際に体験する遅延」を測定できるツールで、ディスプレイの性能検証やPC全体の性能検証に使うことができます。

LDATはかなり簡素なパッケージに入った状態で届きました。

中身はこんな感じ。

パッケージの中にはLDAT本体、USBケーブル、マイク、説明書が入っていました。

これがLDATです。LDATは裏面をディスプレイに押し当てて使うため、固定用のゴムバンドが付いています。

本体には文字列を2行表示できるディスプレイと動作状況通知ライト、操作ボタン、各種デバイスを接続するための電極が搭載されています。

裏面には光センサーを搭載。また、測定対象のディスプレイを傷付けないように黒いラバーで覆われています。

センサーをアップで撮影するとこんな感じ。このセンサーでディスプレイの明滅を検出し、遅延やリフレッシュレートを測定します。

左側面にはUSB Micro-Bポート。

右側面にはマイク端子があります。

底面には何もなし。

天面にも何もありません。

USBケーブルでPCと接続すると電源がつきます。

起動時にはハードウェアとファームウェアのバージョンが表示されます。

LDATを23インチのディスプレイに装着したところ、ゴムバンドが長すぎてうまく固定できませんでした。ゴムバンドはかなり長めに作られているので、大型のディスプレイにも対応できます。

小さいディスプレイの性能を検証する際はゴムバンドを結んで長さを調整すればOK。

固定できました。

後は、以下のように測定用アプリを起動して遅延を測定できます。

ノートPCの画面表示遅延も測定できます。

・つづき
LDATで実際にディスプレイの遅延やリフレッシュレートを測定する方法は、以下の記事にまとめています。
ゲーミングモニターのスペック表では分からない「ユーザーが体験する本当の遅延」をNVIDIA製ツール「LDAT」で測定してみたよレビュー、リフレッシュレートの測定も可能 - GIGAZINE

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in レビュー, ハードウェア, ゲーム, Posted by log1o_hf
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