9歳の子どもがAIに教えてもらいながら作ったゲーム
ソフトウェアエンジニアのヴィナイ・サーニ氏が「9歳の子どもがAIに教えてもらいながら作ったゲーム」をソーシャルニュースサイトのHacker Newsで共有しました。サーニ氏の投稿にはゲームをプレイしたユーザーからの感想やフィードバックが寄せられています。
My son (9 yrs old) used plain JavaScript to make a game, and wants your feedback | Hacker News
https://news.ycombinator.com/item?id=42312121
サーニ氏の息子が作ったゲームは「THE GAMEY GAME」というタイトルで、GeminiにJavaScriptの書き方を聞きながら作られたとのこと。コーディングは息子がVSCodeを使って自分で書いており、Geminiに生成させたわけではないそうです。THE GAMEY GAMEは以下のリンク先で公開されています。
THE GAMEY GAME
https://www.armaansahni.com/game/
THE GAMEY GAMEはモンスターと対戦できるゲームで、初期画面には対戦相手を選択できるボタンがズラリと並んでいます。試しに「flying snake(空飛ぶヘビ)」をクリック。
画面中央に操作キャラクターと空飛ぶヘビが表示され、上部には技名、下部にはヒットポイントが表示されました。ヘビを攻撃するために「throwing star(星投げ)」をクリック。
すると、計算問題ダイアログが表示されました。解答を入力して「OK」をクリック。
「Queston right(正解)」と表示され、空飛ぶヘビに10のダメージを与えられました。「Question」のつづりが間違っているのが子どもらしいところ。THE GAMEY GAMEではこんな感じに計算問題を解いて対戦相手を倒すのが目的というわけです。
対戦相手も計算問題を解いているという設定のようで、対戦相手が正解すると自分がダメージを食らうことになります。
空飛ぶヘビのヒットポイントを削りきると、「you win refresh to go again(あなたの勝利です。画面を更新してもう一度挑戦してください)」というメッセージが表示されました。
THE GAMEY GAMEでは空飛ぶヘビ以外にファイアゴーレムやパワーワープコアなどと戦うことができます。
Hacker Newsには「攻撃手段の使用可否が分かりにくいので『チャージ完了』ということを分かりやすく表示した方がいい」「勝利時に豪華な画面が欲しい」といったフィードバックのほかに、「9歳の子どもがコンピューターの楽しさを経験しているのを見られてうれしい。自分がコンピューターと出会って切っ掛けもゲームだった。8歳のときにゲームを開発したいと考えたけど、その時は技術が足りず、30年後にスペースインベーダーっぽいゲームを開発した」といった感想も寄せられていました。
なお、サーニ氏の息子はプログラミング言語にJavaScriptを選んだ理由やAIの使い方などを以下のブログ記事にまとめています。
How I coded a game using AI as a 9 year old
https://www.armaansahni.com/how-i-coded-a-game-using-ai/
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