LinkedInの長文投稿は大半がAI生成だった可能性が大
ビジネスユースに特化したSNSのLinkedInへの投稿内容を調べた結果、長文投稿の半分以上はAIで生成されたものである可能性が高いことがわかったことを、AIコンテンツの検出サービスを提供しているOriginality.AIが報告しました。
Over ½ of Long Posts on LinkedIn are Likely AI-Generated Since ChatGPT Launched – Originality.AI
https://originality.ai/blog/ai-content-published-linkedin
Originality.AIのジョナサン・ギラム氏は、LinkedInの長文投稿8795件を対象としてAI検出器にかけ、投稿が人間の手によるものかAI生成コンテンツかを確認していったとのこと。
その結果、ChatGPTのローンチ後にAI生成コンテンツが急増し、2023年1月から2月にかけての1カ月で189%増加したことが確認されたと報告しています。以下はそのAIコンテンツの数の変化をタイムラインにしたもので、2019年のGPT-2や2020年のGPT-3のリリースでは大きな変化がなかったのに、2022年からコンテンツ数が増え始め、ChatGPTのリリースからは高い割合を示しているのがわかります。
また、2024年10月の長文投稿を対象にして調査を行ったところ、実に54%がAI生成のコンテンツだったとのこと。
ChatGPTのリリース以来、LinkedInでは投稿の長文化が進んでいるとのことで、ギラム氏はAI使用率(赤)と投稿の平均文字数(緑)を重ねたグラフを示しています。
ギラム氏は、LinkedInでAIコンテンツが増えていることは疑われていたものの、投稿の半分以上がAI生成である可能性が高いという調査結果を受けて「LinkedInの異議が問われる結果だ」と述べています。
・関連記事
「ChatGPTを使った学生向け文章作成のガイド」をOpenAIが公式に作成 - GIGAZINE
キノコ専門家がAmazonで売られている「AIが書いたキノコ採りガイド」を買わないよう呼びかけ、命に関わる危険も - GIGAZINE
OpenAIはChatGPT搭載ブラウザでGoogleに対抗することを検討している - GIGAZINE
・関連コンテンツ