中国の科学者がデス・スターにヒントを得た収束ビーム兵器を開発したと発表
映画「スター・ウォーズ」シリーズには、惑星をも破壊できるレーザー砲を搭載した架空の兵器であるデス・スターが登場します。そんなデス・スターに着想を得た収束エネルギービーム兵器が実現したと、香港の英字日刊紙・South China Morning Postが報じました。
Chinese scientists say they have made converged energy beam weapon a reality | South China Morning Post
https://www.scmp.com/news/china/science/article/3284794/chinese-scientists-say-they-have-made-converged-energy-beam-weapon-reality
Chinese scientists claim they have built a Death Star-inspired beam weapon | Live Science
https://www.livescience.com/technology/engineering/chinese-scientists-claim-they-have-built-a-death-star-inspired-beam-weapon
Chinese scientists have built a 'real-life DEATH STAR': Terrifying Star Wars-inspired weapon focuses microwave beams to wipe out enemy satellites | Daily Mail Online
https://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-14048299/Chinese-scientists-build-DEATH-STAR.html
伝えられるところによると、中国の新しいビーム兵器は「電磁波と超精密タイミング技術を組み合わせた新しいタイプの高出力マイクロ波兵器」とのこと。
既に軍事利用のハードルとなる実験をクリアしたというこの兵器は、異なる場所に配置された複数台のマイクロ波送信装置で構成されています。これはちょうど、巨大な宇宙ステーションの各所に設置された8台のレーザー砲を1本のレーザービームに収束するスター・ウォーズのデス・スターと同じ仕組みです。
その実現のためには、各マイクロ波送信装置の位置誤差は1ミリメートル以下、装置間の同期誤差は170ピコ秒(1ピコ秒は1兆分の1秒)に抑えなくてはなりません。
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