Google検索から直接Internet Archiveでアーカイブされたウェブページを閲覧できるように
Googleは2024年2月に検索結果のページからサイトのキャッシュを提供するリンクを削除し、Googleが最後にアクセスした状態のサイトを閲覧することはできなくなりました。しかしGoogleはInternet Archiveと提携して、検索で見つかったページをInternet ArchiveのWayback Machineに直接リンクする機能を導入したことを発表しました。
New Feature Alert: Access Archived Webpages Directly Through Google Search | Internet Archive Blogs
https://blog.archive.org/2024/09/11/new-feature-alert-access-archived-webpages-directly-through-google-search/
Google Search now links directly to The Internet Archive
https://9to5google.com/2024/09/11/google-search-internet-archive-wayback-machine/
Google検索から直接Wayback Machineでアーカイブされたページを閲覧するには、検索結果のページで目的のサイトURL横の「…」ボタンをクリック。
ソースパネルを開き、「このページの詳細」をクリックします。
ページ下部の「以前のバージョンを見る インターネットアーカイブのWayback Machine」をクリック。
すると、Wayback Machineのアーカイブが表示されます。
なお、この機能を用いて閲覧できるのはWayback Machineに保存された最新のアーカイブだけなので、さらに以前のアーカイブを閲覧したい場合、公式サイトや公式の拡張機能を使用する必要があります。
Wayback Machineのディレクターであるマーク・グラハム氏は「Internet ArchiveのWayback Machineは、25年以上にわたり、公開されているウェブサイトのスナップショットを保存してきました。このデジタルのタイムカプセルは、私たちの『今だけ』のブラウジングをインターネットの歴史をたどる旅へと変貌させます。そして今回、Googleの検索結果をクリックするだけで、より充実した、より豊かなウェブへのポータルが開かれ、忘れられてきたコンテンツを思い出すことができます」と述べています。
Googleは「研究コミュニティを含む多くのユーザーが、ウェブページの以前のバージョンを閲覧できることを重視していることを把握しています。そのため、GoogleはWayback Machineへのリンクを『このページの詳細』機能に追加し、簡単にアクセスできるようにしました」と語りました。
なお、Internet Archiveによると、権利所有者がサイトのアーカイブをオプトアウトしている場合や、ウェブページがコンテンツポリシーに違反している場合、アーカイブを閲覧することはできないとのことです。
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