サイエンス

「自閉症の人はボードゲームが好き」は本当なのか?が研究で判明


ボードゲームのプレイは子どもの数学的スキルの向上や、高齢者の認知機能低下の予防に役立ち、幅広い人がより良い人間関係を構築する助けとなることがわかっています。新しい研究で、対人関係が苦手な「自閉症」の人は特にボードゲームを好む傾向があることとそのメカニズムが解明されました。

“We’ve All Come Together” A Board-Gaming Approach for Working with Autistic People
(PDFファイル)https://www.museumofplay.org/app/uploads/2023/05/AJP-16-1-Article-4-Board-Gaming-Autistic.pdf

Game Changer: Exploring the Role of Board Games in the Lives of Autistic People | Journal of Autism and Developmental Disorders
https://link.springer.com/article/10.1007/s10803-024-06408-0

Why are board games so popular among many people with autism? New research explains - University of Plymouth
https://www.plymouth.ac.uk/news/why-are-board-games-so-popular-among-many-people-with-autism-new-research-explains

Strange Link Between Board Games And Autism May Finally Be Explained : ScienceAlert
https://www.sciencealert.com/strange-link-between-board-games-and-autism-may-finally-be-explained

ボードゲーム産業は人気が急拡大している分野のひとつで、ある推定では世界のボードゲーム市場の規模は2020年の40億ドル(約5810億円)から2026年には300億ドル(約4兆3620億円)に達すると見積もられています。

ボードゲームは、特に自閉症の人の間で人気が高いといわれており、例えばアメリカのテーブルトークRPGの「Dungeons & Dragons」には自閉症という公式設定があるキャラクター「Asteria」も登場していますが、この発達障害とボードゲームの関連性を調べた学術的な研究はほとんどありませんでした。



このギャップを埋めるため、イギリス・プリマス大学のリアム・クロス氏らの研究チームは、査読付き学術誌のAmerican Journal of PlayとJournal of Autism and Developmental Disordersで発表された2つの研究で、合計5つの調査を実施しました。


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in サイエンス,   ゲーム,   無料メンバー, Posted by log1l_ks

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