25Lの大容量で冷却だけでなく最大55度の保温も可能なポータブル保温冷蔵庫「BougeRV CR Pro CH」レビュー
ポータブル冷蔵庫やポータブルバッテリーなどのアウトドア用品を展開するBougeRVから、マイナス22度~10度の保冷機能に加えて最大55度の保温機能も兼ね備えたポータブル保温冷蔵庫「BougeRV CR Pro CH」が届きました。車載電源でも使用できるほか、別売りのポータブルバッテリーを内蔵するためのケースまで用意されており、アウトドアにもってこいのポータブル保温冷蔵庫になっているとのことで、どんな保温冷蔵庫になっているのかチェックしてみました。
BougeRV CR Pro CH ポータブル保温冷蔵庫|保温・保冷両用 – JP.BougeRV.com
https://jp.bougerv.com/products/cr-pro-ch
◆外観チェック
「BougeRV CR Pro CH」の見た目はこんな感じ。サイズは幅56.5cm、奥行きが31.5cm、高さが37.5cm。
上面は左側が保冷・保温庫のフタとなっており、右上に内蔵バッテリー用のケース、右下に操作ボタンが配置されています。
保冷・保温庫のフタはマグネットタイプ。容量25Lの広々とした保冷・保温庫の内径は幅35cm、奥行き25cm、高さ29.5cm。2Lのペットボトルは縦置きこそできませんが、横置きなら悠々入る大きさです。
右上の内蔵バッテリーケースはこんな感じ。別売りの「BougeRV 車載冷蔵庫バッテリー」が入るサイズです。
裏側に開いた穴からケーブルを通し、ポータブルバッテリーをケースに収納したまま「BougeRV CR Pro CH」に給電できるようになっています。
操作パネルは左上に電源ボタン、左下に設定ボタンがあり、中央に庫内温度や設定温度を表示するパネル、右側には温度調節ボタンが並んでいます。
本体前面にはフタを開ける取っ手があり、右側に通気口があります。
本体右側面はこんな感じ。こちらも左側に通気口が確認できます。
下部には電源端子がありました。
本体背面も左側に通気口があります。
本体左側面には何もありません。
固定用のバンドなどは同梱されていませんが、本体側面にはバンドなどを通すための穴があり、好きなバンドを通して持ち運びやすくできます。
本体底面には樹脂製の脚が4つあります。
本体の他には各種ケーブルやアダプター、そして取扱説明書が入っていました。
ケーブルやアダプターを袋から出しました。左から電源アダプターと給電ケーブル、車載電源用ケーブル、別売りのポータブルバッテリー用ケーブルです。車載電源用ケーブルとポータブルバッテリー用ケーブルはいずれもシガーソケットですが、車載電源用ケーブルの方は3.5m、ポータブルバッテリー用ケーブルは0.5mと長さが異なっています。
手に抱えてみるとこんな感じ。重量は本体のみが約10.9kg、電源アダプターと給電ケーブルを含めると約11.3kgでした。
◆実際に使ってみた
さっそく「BougeRV CR Pro CH」を使用してみます。最初に使う時は庫内を軽く水洗いして臭いを取り除き、庫内を乾かしてから好きな場所に設置。この際、本体右側(電源アダプターがつながる側)の通気口が、周囲の壁から最低15cm以上離れるようにする必要があります。
電源アダプターを本体右側面の電源端子に挿入し、ケーブルをコンセントにつなげます。
電源ボタンを押すと、液晶パネルが点灯しました。数字やマークが青色で表示されているのは、本体が冷却モードになっていることを表しています。本体からは「ブーン」という稼働音が聞こえてきて、机の上に置いておくと振動も伝わってきます。
液晶パネルの上部中央に表示されているのが庫内温度です。
操作パネル右側の温度調節ボタンを押すことで、設定温度を変更することができます。
冷却モードの場合、最低の設定温度はマイナス22度。
冷却モードの最高設定温度は10度です。
「BougeRV CR Pro CH」は保冷だけでなく加熱モードも用意されています。冷却/加熱モードを切り替えるには、温度調節ボタンの「+」と「-」を同時に3秒間長押しします。なお、冷却モードと加熱モードを切り替える際はまず電源を切り、フタを開けて庫内温度が周辺環境とほぼ同じになるのを待ってから電源を入れて切り替える方が、本体の寿命が長くなるとのことです。
すると、液晶パネルが赤色に切り替わり、加熱モードに切り替わりました。
加熱モードの最低設定温度は25度。
最高設定温度は55度となっています。
容量25Lの庫内には、350ml缶なら40本、550mlのペットボトルなら21本、2Lのペットボトルなら5本入れることが可能とのこと。試しに2Lペットボトル1本、700mlペットボトル1本、600mlペットボトル1本、500mlペットボトル2本、350ml缶3本を入れてみるとこんな感じ。その他の食材や保冷剤を入れても、容量にはたっぷり余裕があります。
2Lのペットボトルは寝かせないと入りませんでしたが、500ml~700ml程度のペットボトルなら立てたまま並べることが可能です。
実際にこれらのドリンクを入れて冷却モードの設定温度を3度にして、室温29~33度の部屋で一晩稼働させました。すると、翌日になってもドリンクはしっかり冷えたままでした。
また、今度は加熱モードで設定温度を55度にセット。
温かいペットボトルを入れて稼働させました。
その結果、数時間が経過してもペットボトルは適度な温かさを保ったままでした。
実際に使ってみた感想としては、容量たっぷりでしっかり冷えるため大勢でのバーベキューやキャンプ、イベントなどにぴったりだと感じました。その一方で重量が本体のみで約11kgと相当重く、あちらこちらへ持ち運ぶのは体力的にも物理的にも難しいため、車やキャンプサイトなどにどっしり腰を据えて使うのがよさげ。屋外で使う場合は車載電源用ケーブルを使用して車から給電するか、大型のポータブルバッテリーを用意するのがオススメです。
「BougeRV CR Pro CH」はBougeRVの公式サイトで入手できるほか、記事作成時点ではAmazon.com.jpでも購入可能。価格はいずれも税込4万9980円です。なお、「BougeRV CR Lite」に使えるBougeRVの純正ポータブルバッテリーも販売中で、公式サイトとAmazon.co.jpのいずれでも価格は税込2万2980円でした。
Amazon.co.jp: BougeRV ポータブル冷温庫 車載冷温庫 ミニ冷温庫 25L ポータブル冷蔵・冷凍庫 保温庫 車載冷蔵庫 コンプレッサ式 -22℃~10℃ 25℃~55℃温度設定 冷蔵 冷凍 保温 加熱機能 温冷両用 【バッテリー内蔵可能・バッテリー別売】 12V/24V 車載用 家庭用 AC・DCコード付き 車中泊 キャンプ 釣り アウトドア 買い物に大活躍 CR Pro CH 25L : 大型家電
・関連記事
飲食物がたっぷり入る上に車載電源対応でアウトドアレジャーにピッタリなポータブル冷蔵・冷凍庫「BougeRV CR Lite 9L」レビュー - GIGAZINE
令和に現れた本格フィルムカメラ「PENTAX 17」の外観を細かくチェックしてみた - GIGAZINE
HPのタンク搭載プリンター「HP Smart Tank 7005」で実際に印刷しまくってみた - GIGAZINE
約60万円のApple初となる高級MRヘッドセット「Apple Vision Pro」がついに日本で発売されたので開封&セットアップしてみた - GIGAZINE
免許不要で乗れる最高時速20kmの折りたたみ式電動モビリティ「ATOM Full eBike」外観レビュー - GIGAZINE
免許不要の電動モビリティ「ATOM Full eBike」は充電なしで何km走れるのか実際に乗って確かめてみた - GIGAZINE
電動モビリティ「ATOM Full eBike」のバッテリー切れ対策にソーラーパネルは有効なのか1時間でどれだけ充電できるか検証してみた - GIGAZINE
ソニーの温度調整デバイス「REON POCKET 5」の冷却性能をサーモグラフィーで測定してみたよレビュー - GIGAZINE
・関連コンテンツ