乗り物

テスラのCybertruckがアクセルペダルの不具合でリコール、これまで出荷されたすべてのCybertruckが対象に


アメリカ運輸省道路交通安全局(NHTSA)が、イーロン・マスク氏の電気自動車メーカーであるテスラが2023年11月末から納車を開始したCybertruckのうち、これまで出荷された3878台すべてにアクセルペダルの不具合があり、ドライバーが衝突事故に巻き込まれる危険があるとして、リコールを発表しました。

2024 TESLA CYBERTRUCK | NHTSA
https://www.nhtsa.gov/vehicle/2024/TESLA/CYBERTRUCK#recalls


Tesla recalls the Cybertruck for faulty accelerator pedals that can get stuck | TechCrunch
https://techcrunch.com/2024/04/19/tesla-cybertruck-throttle-accelerator-pedal-stuck/

Cybertruckのアクセルペダルに不具合があることは、2024年4月の第3週頃から報告されていました。具体的には、アクセルペダルのカバーが外れて足元の縫い目に引っ掛かり、ペダルが踏み込まれたままになってしまうというものです。

@el.chepito1985 serious problem with my Cybertruck and potential all Cybertrucks #tesla #cyberbeast #cybertruck #stopsale #recall ♬ original sound - el.chepito


この問題に対処するため、テスラはCybertruckの出荷を一時停止したとも報じられており、マスク氏も自身のXアカウントで「この不具合による怪我や事故は報告されておらず、出荷停止は細心の注意を払った結果取った措置です」と説明しいました。


テスラは同問題をNHTSAに報告しており、アクセルペダルの不具合が原因で衝突事故が発生したり、負傷者が出たりしたことはないと説明しています。テスラは2024年3月31日にアクセルペダルの不具合に関する報告を受けており、その後、4月3日にも2件の通知を受け取ったと説明。さらにその後、テスラが自社でテストを実施したところ、「未承認の変更により、アクセルペダルへのパッドコンポーネントの取り付けを助けるために潤滑剤(石鹸)が使用され、残留潤滑剤によりパッドのペダルへの保持力が低下した」と不具合が発生してしまった経緯が発覚しています。

テスラは既存の出荷済みCybertruckのアクセルペダルをすべて交換あるいは再加工すると発表しており、NHTSAに対しては「新しいアクセルペダルを備えたCybertruckの製造を開始し、輸送中または配送センターに保管されている車両を修理している」と説明しています。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
走行距離1万6000kmを突破したテスラ・Cybertruckのオーナーによるレビュー、肝心のバッテリー性能と航続距離は? - GIGAZINE

テスラ・サイバートラックの超硬ステンレス製ボディには「さび」の問題がある - GIGAZINE

テスラの「Cybertruck」を買って1年以内に売ると損害賠償を請求される可能性がある - GIGAZINE

テスラのピックアップトラック「Cybertruck」に水中走行を支援する隠し機能「ウェイドモード」が発見される - GIGAZINE

ついにテスラがピックアップトラック「Cybertruck」を納車開始、銃撃をガード可能&ポルシェ911より「ポルシェ911をけん引したCybertruck」の方が速いなど驚異的性能で約900万円から - GIGAZINE

in 乗り物, Posted by logu_ii

You can read the machine translated English article here.