ハードウェア

Microsoft初のAI PC「Surface Pro 10」「Surface Laptop 6」の法人モデルが登場


Microsoftが初のAI PCとなる「Surface Pro 10」と「Surface Laptop 6」の法人向けモデルを発表しました。どちらのモデルもIntelのAI向けプロセッサであるIntel Core Ultraを搭載し、MicrosoftのAIアシスタントであるCopilot専用キーやAI処理を専門とするニューラルプロセッシングユニット(NPU)も搭載しています。

Introducing Surface Pro 10 for Business and Surface Laptop 6 for Business | Microsoft Devices Blog
https://blogs.windows.com/devices/2024/03/21/introducing-surface-pro-10-for-business-and-surface-laptop-6-for-business/

Surface Pro 10 for Business, Ultra 5/7 2-in-1 Laptop - See Specs, Ports, Price | Microsoft Store
https://www.microsoft.com/en-us/d/surface-pro-10-for-business/8v73d6qwrss1


Microsoft’s first AI PCs are the Surface Pro 10 and Surface Laptop 6 for businesses - The Verge
https://www.theverge.com/2024/3/21/24107513/microsoft-ai-pc-surface-pro-10-laptop-6-specs-release-date-price

Meet Surface Pro 10 and Surface Laptop 6 for Business - YouTube


◆法人向け Surface Pro 10
Surface Pro 10は前モデルのSurface Pro 9から外観の変更はありません。


プロセッサはIntel Core Ultra 5 135UとIntel Core Ultra 7 165Uのいずれかを選択可能で、メモリは8GB/16GB/32GB/64GBのLPDDR5x、ストレージは取り外し可能なGen 4 SSDを採用しており容量は256GB/512GB/1TBのいずれかとなっています。


ディスプレイはタッチ対応の13インチディスプレイで、解像度は2880×1920ピクセル(画素密度267ppi)、コントラスト比は1300:1、リフレッシュレートは最大120Hz、ディスプレイのカバーガラスはCorningのGorilla Glass 5を採用しています。

キーボードにはCopilot専用キー。


さらにデバイスの修理をよりシンプルかつ誰でも行えるようにするための取り組みも始まっています。筐体内のパーツには以下のようなQRコードが印刷されており、これをスキャンすることで修理手順を簡単にチェックすることが可能。


他にも、パーツを修理分解するために必要なツールの情報なども記されています。


他にも前面カメラは114度の視野角を持った1440pの解像度の映像を撮影できる高機能なものにアップグレードされており、MicrosoftはPC市場で初の超広視野を備えたカメラになるとアピールしています。この前面カメラとNPUの組み合わせにより、ビデオ通話中の背景ぼかしや自動フレーミングといった処理も簡単に実行可能です。

なお、法人向け Surface Pro 10は2024年4月9日発売で、価格は20万3280円からとなっています。

法人向け Surface Pro 10、Ultra 5/7 搭載 2-in-1 ノート PC - 仕様、ポート、価格を見る | Microsoft Store 日本
https://www.microsoft.com/ja-jp/d/surface-pro-10-for-business/8v73d6qwrss1


◆法人向け Surface Laptop 6
Surface Laptop 6も前モデルのSurface Laptop 5からほとんど外観デザインに変更はありませんが、こちらは追加のUSB-C Thunderbolt 4があります。


基本的なスペックはSurface Pro 10と同等で、プロセッサはIntel Core Ultra 5 135HもしくはIntel Core Ultra 7 165Hを搭載、メモリは8 GB LPDDR5もしくは16GB/32GB/64GB LPDDR5x、ストレージは取り外し可能なGen 4 SSDで容量は256GB/512GB/1TBのいずれかです。プロセッサの進化により、Surface Laptop 6は前モデルのSurface Laptop 5の2倍の処理速度を実現しているとMicrosoftはアピールしています。

ディスプレイは13.5インチと15インチの2種類が用意されており、解像度は13.5インチモデルが2256×1504(画素密度201ppi)、15インチモデルが2496×1664ピクセス(画素密度201ppi)、コントラスト比は1300:1、ディスプレイのカバーガラスはCorningのGorilla Glass 5を採用。


なお、法人向け Surface Laptop 6は2024年4月9日発売予定で、価格は20万3280円からです。

法人向け Surface Laptop 6 13.5 インチまたは 15 インチ、Ultra 5/7 - 仕様、ポート、バッテリー駆動時間、価格を見る | Microsoft Store 日本
https://www.microsoft.com/ja-jp/d/surface-laptop-6-for-business/8pz3fvs57qcv


海外メディアのThe VergeがMicrosoftのSurfaceビジネスのゼネラルマネージャーを務めるナンシー・ガスキル氏に一般消費者向けのSurface Pro 10やSurface Laptop 6が登場する可能性を質問していますが、回答は「現時点では発表していません」というもので、今後リリースされる予定があるのか否かは不明です。

ただし、Microsoftの計画に詳しいという情報筋によると、同社は2024年5月20日にハードウェアおよびAIイベントを開催予定となっており、この中で一般消費者向けのSurface Pro 10を発表する計画だそうです。

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in ハードウェア,   動画, Posted by logu_ii

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