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生成AIの力でゲームのキャラクターに「命」を吹き込む技術の仕上がりをNVIDIAとConvaiが発表


GPUメーカーのNvidiaと仮想世界向けAIを制作するConvaiは、共同で開発している「AIの力でゲーム世界のキャラクターと自然な会話ができる技術」の現在の状況について2024年1月9日から12日にかけて開催されたCESで発表しました。

I literally spoke with Nvidia’s AI-powered video game NPCs - The Verge
https://www.theverge.com/24031687/nvidia-ai-npcs-convai-ces-2023


NVIDIAとConvaiは2023年5月にも同様の技術の状況について発表しています。

NVIDIAが生成AIでゲームのNPCと会話できる「NVIDIA Avatar Cloud Engine(ACE)」のデモムービーを公開 - GIGAZINE


2023年5月時点のデモではCyberpunkの世界でラーメン屋の店主であるJinと会話する様子が発表されていました。


プレイヤーが声で「Hey Jin, how are you?(やあJin、元気?)」と問いかけるとJinが「Unfortunately, not so good(残念ながらあまり良くない)」と答え、その理由を聞いていくうちにクエストにつながるという内容でした。


上記の2023年5月時点のデモは「ゲームのキャラクターと声で会話できる」という点で未来のゲームプレイの様子を垣間見ることができたものの、ネイティブスピーカーに「会話に改善の余地がたくさんある」とレビューされています。

そして2024年1月のCESにおいて、NVIDIAとConvaiはより洗練されたデモを公開しました。

NVIDIA ACE Brings Digital Characters to Life with Generative AI ft. Convai - YouTube


今回のデモにはNPC同士の会話も含まれています。AI生成のため毎回会話が変化するとのことで、実際に再生成して会話を変える様子がムービーに収められていました。


NPC同士のほか、前回と同様に人間とNPCが会話するシーンも含まれていました。「カイ、久しぶりね。こそこそ隠れてたのか、それとも私を避けてたのかしら?(Kai long time no see. You've been hiding in the shadows or have you just been trying to avoid me.)」「会えよかった、ノバ。別に君を避けようとしたわけじゃなくて、超忙しかったんだよ(Hey Nova it's good to see you.I haven't been trying to avoid you just been super busy.)」などの会話が行われています。


ニュースサイトのThe Vergeのレビューによると、「NPCは現実の人間ではなく生成AIによるチャットボットだと分かるものの、こうしたNPCのお店に乗り込んで声で質問することは他のゲームの一般的なNPCに期待するものを超える」と述べられています。

The Vergeのレビューでは実際にNPCと記者の会話ログも掲載されているので、気になる人は確認してみてください。

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