人間から見た「大きなもの・小さなもの」にはどのようなものがあるのか?

人間から見た大きなものとして、車やビルなどがある一方で、小さいものには小動物や昆虫などが挙げられます。科学系YouTubeチャンネル・Kurzgesagtが人間と比較した大きいもの・小さいものについて解説しています。
From The SMALLEST To The LARGEST - The Ultimate Size Comparison - YouTube

3階建ての建物の高さは約10mで、人間の約6倍です。

逆に、体長約27cmのリスは人間の大きさの6分の1。

そのため、3階建ての建物とリスの相対的な中間は人間ということになります。

人間より約23倍大きな物体の例としてエアバスA320が挙げられています。その全長は約37mです。

一方で、アカフトオハチドリの体長は約7cmで、人間の約23分の1の大きさ。

しかしアカフトオハチドリはその小ささにもかかわらず、アラスカとメキシコの間を移動することが可能です。そんなアカフトオハチドリをジェット機の大きさまで拡大すると、アカフトオハチドリは毎年地球を85周することが可能とのこと。

世界最大のアリであるディノハリアリは体長が約50mmにも成長します。それでも、人間の大きさには遠く及ばず、約55分の1の大きさにとどまります。

一方で人間から見た55倍の大きさの物体は、25階建てのビルに相当します。

黄熱やデング熱、ジカ熱などの感染症の媒介者として考えられるネッタイシマカの体長は約0.7cmと、人間の大きさの約235分の1。

この大きさは人間から見た約443.2mのエンパイア・ステート・ビルディングに相当します。

およそ3mmの大きさの粗い砂粒は、人間の約550分の1のサイズです。

それでも砂粒は、コンクリートと混ぜ合わせることで、人間の約500倍の大きさであるブルジュ・ハリファを支えることが可能です。

市域面積が84.8平方キロメートルのポルトガルの首都リスボンは、人間の約6000倍の大きさ。

反対に人間の動脈の直径は人間の約6000分の1です。

さらに、皮膚細胞の大きさは30マイクロメートルと、人間の約10万分の1の大きさです。

好中球は皮膚細胞の半分の大きさで、赤血球に至っては7マイクロメートルというわずかなサイズです。

赤血球から見た人間の大きさは、人間から見ると日本の首都圏である東京・神奈川・千葉・埼玉エリアに相当します。

さらに規模を拡大してみてみると、南北約875kmにわたって広がるドイツを人間から見たサイズと、わずか3マイクロメートルの窒素固定細菌である根粒菌から見た人間の大きさはほぼ同じです。

直径約1万2700kmの地球と人間の大きさの差は約770万倍。

逆に、人間の約770万分の1の大きさの物体は、人間の体内にも生息するコリネバクテリウムです。その大きさは直径わずか0.3マイクロメートル。

太陽系最大の惑星である木星の直径は約14万kmです。

人間から見た木星の大きさと、直径20ナノメートルの新型コロナウイルスのスパイクタンパク質から見た人間の大きさはほぼ同じ。

体内に侵入した新型コロナウイルスは、自身の約500倍もの大きさの肺細胞に対して致命的な影響を与えます。これは人間がブルジュ・ハリファの大きさに匹敵する巨人に戦いを挑むようなものとのこと。

直径140万kmにもおよぶ太陽は、木星の約10倍の大きさで、人間の約10億倍という巨大さです。

反対に、遺伝子の本体であるDNAの2重らせん構造の幅は約2nmで、人間の約10億分の1の大きさと考えられています。

太陽系を含む天の川銀河の中心にあると考えられる超大質量ブラックホール「いて座A*」の直径は約2400万kmと考えられており、人間の約145億倍もの大きさです。

一方で、水素原子の大きさは0.106ナノメートルと極小で、人間の約155億分の1のサイズしかありません。

太陽系全体の大きさは約360億kmで、人間よりも約22兆倍大きいと考えられています。

反対に、恒星の核融合反応によって放出される素粒子であるニュートリノの波長はわずか0.002ナノメートルです。

水素原子の中心にある陽子の大きさはわずか0.00000167ナノメートルで、人間の大きさの1京分の1とされています。

仮に水素原子の陽子が人間と同サイズであった場合、構成される水素原子の大きさはエベレスト12個分よりも高くなるとのこと。

素粒子の1つであるクォークの大きさは1アトメートルで、人間の約100京倍小さいと考えられています。

クォークから見た人間の大きさは、地球を中心とした直径約174光年の球体と同じ大きさです。

観測可能な宇宙の直径は930億光年とされており、人間の大きさの約10の27乗倍という途方もない大きさ。

一方で観測可能な宇宙の直径と対極にあるのは、これまで検出された中で最も小さな粒子であるオーマイゴッド粒子で、その大きさはわずか0.0047ヨクトメートルとされています。

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in サイエンス, 動画, Posted by log1r_ut
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