レビュー

「ワンランク上のパワー」と銘打たれた「Galaxy Tab S9」シリーズのベンチマークを計測してモデルごとに比較してみた


Samsungが2023年9月1日に新発売したAndroid搭載タブレット「Galaxy Tab S9」シリーズの3モデル「Galaxy Tab S9」「Galaxy Tab S9+」「Galaxy Tab S9 Ultra」は、Galaxy Tab S系統として初めてIP68等級の防じん・防水性能を有しているほか、SoCにはGalaxy用にカスタマイズされたQualcommのSnapdragon 8 Gen 2を搭載しています。Galaxy Tab S9シリーズは実況配信やゲームプレイ、映像編集など、高いスペックを要求される作業もこなせるとのことで、モデルごとのベンチマーク結果を計測して比較してみました。

Samsung Galaxy Tab S9(ギャラクシータブ S9) | Samsung Japan 公式
https://www.samsung.com/jp/tablets/galaxy-tab-s/galaxy-tab-s9-wi-fi-graphite-128gb-sm-x710nzaaxjp/

「Galaxy Tab S9」シリーズの外観は以下の記事を見るとよく分かります。

「タブレットPCを破壊的に変革する製品」と銘打たれた「Galaxy Tab S9」「Galaxy Tab S9+」「Galaxy Tab S9 Ultra」フォトレビュー - GIGAZINE


今回は、定番ベンチマークアプリ「Geekbench 6」のAndroid版を、Android 13を搭載した「Galaxy Tab S9」「Galaxy Tab S9+」「Galaxy Tab S9 Ultra」それぞれにインストールし、ベンチマークを実行して結果を比較してみます。Google PlayからGeekbench 6を検索して「インストール」をタップ。


「Geekbench 6」を起動した画面は以下のような感じ。


「Geekbench 6」を起動した画面を3モデルで並べてみました。上から、水色で示しているものが「Galaxy Tab S9」、赤みがかっているものが「Galaxy Tab S9+」、黒い背景のものが「Galaxy Tab S9 Ultra」のデバイス情報。「Model」の欄にはそれぞれのモデルの型番が示されています。


OSは3モデルとも「Android 13


「CPU」も全てのモデルで「ARM ARMv8」が搭載されています。


コア数とクロック周波数を示す「Cluster1 [email protected]」「Cluster2 [email protected]」「Cluster3 [email protected]」の値も、3モデルで同じ数値となっていました。


「Run CPU Benchmark」をタップすることで、CPUのベンチマークを計測することができます。


「Galaxy Tab S9」「Galaxy Tab S9+」「Galaxy Tab S9 Ultra」それぞれで、計測には約2~3分程度かかりました。


システム情報は以下のような感じ。以下の画像は「Galaxy Tab S9 Ultra」のものですが、システム情報は全てのモデルで同じようになっています。CPUはARMv8で、全てのモデルで8コアを搭載しています。


以下はCPUのベンチマークスコアを比較したもので、上から「Galaxy Tab S9」のシングルコアのスコアが2021、マルチコアが5373、「Galaxy Tab S9+」のシングルコアが2109、マルチコアが5579、「Galaxy Tab S9 Ultra」のシングルコアが2126、マルチコアが5735と、いずれも上位モデルが高いスコアの結果となっています。


シングルコアパフォーマンスの内訳が以下。左から「Galaxy Tab S9」「Galaxy Tab S9+」「Galaxy Tab S9 Ultra」の結果です。


マルチコアパフォーマンスの内訳が以下。左から「Galaxy Tab S9」「Galaxy Tab S9+」「Galaxy Tab S9 Ultra」の結果を並べています。


また、Geekbench 6の「GPU」タブからは、OpenCLのGPUベンチマークスコアを計測することができます。「Run GPU Benchbark」をタップして計測開始。


OpenCLによるGPUベンチマークスコアの計測結果を左から「Galaxy Tab S9」「Galaxy Tab S9+」「Galaxy Tab S9 Ultra」の順番に並べたのが以下。「Galaxy Tab S9」のGPUベンチマークスコアは9352、「Galaxy Tab S9+」が9471、「Galaxy Tab S9 Ultra」が9538。


GPUベンチマークはVulkanによるスコアも計測できます。GPU APIを「Vulkan」に変更して「Run GPU Benchbark」をタップ。


以下がVulcanによるGPUベンチマークスコアの計測結果で、左から「Galaxy Tab S9」が9171、「Galaxy Tab S9+」が8659、「Galaxy Tab S9 Ultra」が9021となっていました。


VulcanによるGPUベンチマークスコアの内訳が以下。


「Galaxy Tab S9」シリーズはSamsungストアやその他家電量販店や通販サイトで購入可能で、Samsungストアの価格は「Galaxy Tab S9」は12万4799円、「Galaxy Tab S9+」は16万2599円、「Galaxy Tab S9 Ultra」が20万9799円です。また、Amazonでは「Galaxy Tab S9+」のみ国内正規品が販売中で、価格は16万2600円となっています。

Amazon.co.jp: Galaxy Tab S9+|グラファイト|タブレット|Samsung純正 国内正規品|SM-X810NZAAXJP

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
「タブレットPCを破壊的に変革する製品」と銘打たれた「Galaxy Tab S9」「Galaxy Tab S9+」「Galaxy Tab S9 Ultra」フォトレビュー - GIGAZINE

キーボード付きやアウトドア目的などさまざまな種類が用意された「Galaxy Tab S9」シリーズの専用カバー4種の使い心地を試してみた - GIGAZINE

紙とペンでメモ書きするような感触になる「Notepaper Screen」など「Galaxy Tab S9」シリーズの専用スクリーン3種レビュー - GIGAZINE

SamsungがIP68等級の防水性能を持つAndroidタブレット「Galaxy Tab S9」シリーズを発表 - GIGAZINE

ほぼベゼルレスの大画面と書き心地バツグンのSペンで可能性が無限に広がる「Galaxy Note8」実機レビュー - GIGAZINE

ガラケーのように折りたためるスマホ「Samsung Galaxy Z Flip 3 5G」フォトレビュー - GIGAZINE

Samsung初の折りたたみスマホ「Galaxy Fold」はスリムと大画面を両立した使い勝手のいいスマートフォンでした - GIGAZINE

in レビュー,   ソフトウェア,   ハードウェア, Posted by log1e_dh

You can read the machine translated English article here.