レビュー

Samsung初の折りたたみスマホ「Galaxy Fold」はスリムと大画面を両立した使い勝手のいいスマートフォンでした


Samsung初となる折りたたみ式スマートフォン「Galaxy Fold」が、設計の見直しと発売延期を経て2019年10月25日(金)に登場しました。「初めて携帯電話が登場したあの時以来の大革新を」とSamsungが語るGalaxy Foldは一体どんなスマートフォンなのか、実際に使って確かめてみました。

Galaxy Fold | スマートフォン - Galaxy Mobile Japan 公式サイト
https://www.galaxymobile.jp/galaxy-fold/

目次:
◆フォトレビュー
◆実際に使ってみた

「Galaxy Fold」を使ってすいすいウェブブラウジングしている様子は以下のムービーで確認できます。

Samsungの折りたたみスマホ「Galaxy Fold」ですいすいウェブブラウジング - YouTube


◆フォトレビュー
折りたたみ式スマートフォン「Galaxy Fold」が折りたたまれた状態がこちら。一般的なスマートフォンと比べると細長く、2019年10月に発表された「GEM」のようなリモコンっぽい形をしています。


右肩部分にあるのは「カバーカメラ」。10メガピクセルのセルフィーカメラです。


今回レビューするモデルのカラーはスペースシルバーで、裏面が光沢のあるシルバーになっていました。


鏡面加工がされており、ちょっとした鏡代わりにも使えそうなくらいくっきり映ります。


メインカメラとして、上から16メガピクセル超広角カメラ、12メガピクセル広角カメラ、12メガピクセル望遠カメラが搭載されています。


カメラ部分は少し盛り上がっていました。


端末天面を真横から見ると、折りたたまれた状態だと少し斜めになっており、折り目となる部分には少し隙間がありました。


下側にはUSB Type-Cポートがあります。


右側面から見るとこんな感じ。


上段には音量調整ボタン、電源ボタン、指紋センサーが並んでおり、下段はSIMカードスロットがあります。


ヒンジ部分には「Galaxy」の文字が彫られていました。


折りたたんだ状態の大きさは約161mm×63mmで、大きさ約144mm×71mmのiPhone 11 Proと比較するとこのくらいの大きさ。


もっとも厚みのある部分は約17mmで、厚み約8mmのiPhone 11 Proと比べると約2倍の厚さになっています。


以下のムービーはGalaxy Foldをパカパカしている様子。折りたたんだ状態はマグネットで維持されており、「カバンの中で勝手に開いていた」という事態になることはなさそう。片手で開くのは少し難しいかもしれません。

Samsungの折りたたみスマホ「Galaxy Fold」をパカパカしてみた - YouTube


Galaxy Foldを開くと、スマホと言うよりはタブレットのような大きさになりました。中央部分が少したわんでいるようにも見えますが、180度開くことが可能。


内側にも10メガピクセルのセルフィーカメラと8メガピクセルのRGB深度カメラがついています。


裏面はこんな感じ。


真横からみると、ヒンジの部分が見えなくなっているのが分かります。


開いた状態の大きさは約161mm×118mmで、iPhone 11 Proを横に並べるとこのくらいの大きさ。


もっとも厚みのある部分は7.6mmで、厚み約8mmiPhone 11 Proよりも薄くなっています。


◆実際に使ってみた
電源オンする様子は以下のムービーから。起動にかかった時間は20秒ほどでした。

Samsungの折りたたみスマホ「Galaxy Fold」を起動してみた - YouTube


メインディスプレイは約7.3インチの有機ELで、解像度は2152×1536となっています。折り目となる中央部分がうっすら波打って見えますが、動作や表示に問題はありませんでした。


カバーディスプレイは約4.6インチの有機ELで、解像度は720x1680です。


折りたたんだ状態でもカメラやウェブブラウジングなど、基本的なスマートフォンと同じ操作ができます。スマートフォンよりスリムなので、片手での撮影がしやすくなっていました。


カバーディスプレイで表示している画面は、以下のムービーのようにGalaxy Foldを開くとシームレスにメインディスプレイに表示させることができます。

Samsungの折りたたみスマホ「Galaxy Fold」ですいすいウェブブラウジング - YouTube


メインディスプレイは全開の状態だとこんな感じ。カメラ部分は表示されないので画面上部がタブのような形になっています。


メインディスプレイは全開にしなくても使用でき、中央部分も問題なくタッチに反応しています。以下の画像のように机に置いた状態でも角度をつけて使用できるので、スタンドいらずで使えます。


ディスプレイの光が反射するのか、Galaxy Foldを少し開いた状態だと中央部分の光が強くなっているように見えました。


Galaxy Foldは折りたたむと細く、開くと大画面になるので、ポケットに入るタブレットのようなスマートフォンという印象でした。折りたたみ式携帯電話やスマートフォンには、折りたたんだ状態だと操作できないか、時計やメール有無の確認といった最低限の操作しかできないものが多かったのですが、Galaxy Foldは折りたたんだ状態でも一般的なスマートフォンと遜色ない操作ができるので、非常に使い勝手のいいスマートフォンになっています。

「Galaxy Fold」はauショップまたはauオンラインショップで購入でき、記事作成時点の価格は税抜24万5520円となっていました。

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in レビュー,   モバイル,   ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

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