メモ

iOSユーザーはAndroidユーザーよりもアプリストアでお金を使う傾向があり「ユーザーとしての価値が7.4倍高い」との評価


iOS向けアプリストア「App Store」とAndroid向けアプリストア「Google Play」を比較すると、App Storeの収益はGoogle Playの2倍あるということが2018年の調査で示されていますが、その後も差はまったく縮っておらず、改めて、「ユーザーの数を考慮するとiOSユーザーの方がAndroidユーザーより価値が高い」というレポートが公開されています。

iPhone users spend seven times more on apps than Android users - 9to5Mac
https://9to5mac.com/2023/09/06/iphone-users-spend-apps/


The Value of a Customer - Asymco
http://www.asymco.com/2023/09/05/the-value-of-a-customer/(Internet Archive)


Appleに関する情報に詳しいアナリストのホレス・デディウ氏は、少なくとも10年前に、iOSとAndroid、両方のアプリを開発した経験者から「Androidはユーザー数がiOSの2倍だが、収益はApp Store(iOS)がGoogle Play(Android)の約2倍ある」という話を聞いており、その情報をもとに「iPhoneユーザーはAndroidユーザーの約4倍の価値がある」という経験則を考案しました。ユーザー数が半分なのに収益が2倍出ているということは、iPhoneユーザーはAndroidユーザーに比べて4倍お金を使っているということを意味します。

この時点では、あくまでデディウ氏の「経験則」でしたが、その後、法的要件によって企業は様々な情報を公開しなければならなくなったため、2023年の状況はより正確に知ることが可能です。


データによるとヨーロッパにおいてApp Storeのユーザー数は1億2300万人で、Google Playのユーザー数は2億8460万人。これはデディウ氏がかつて聞いた話に近い割合です。しかし、全世界に広げるとApp Storeは6億5000万人、Google Playは25億人で、「Androidのユーザー数はiOSの4倍」となります。

一方、アプリストアの収益は、2016年がApp Store290億ドル(約4兆2800億円)、Google Play150億ドル(約2兆2100億円)、2022年がApp Store810億ドル(約11兆9400億円)、Google Play420億ドル(約6兆1900億円)で、比率でいえばどちらも「App StoreがGoogle Playの1.93倍」です。


これらの結果からデディウ氏が作成したのが以下のグラフ。1人のユーザーが1ヶ月あたりにアプリストアで使う金額は、App Storeでは10.4ドル(約1500円)、Google Playでは1.4ドル(約210円)となります。このことからデディウ氏は「iOSユーザーはAndroidユーザーの7.4倍の価値がある」と評しています。

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in メモ,   ソフトウェア, Posted by logc_nt

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