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iPhone 15はパーツの供給不足で生産台数が減少すると複数のアナリストが予測


2023年秋に登場すると目されているAppleの新型iPhoneである「iPhone 15」シリーズについて、複数のアナリストが「パーツの供給不足により生産台数が当初の予測よりも減少する」としています。

iPhone 15 production cut by 11 million units over supply snags – analyst – 9to5Mac
https://9to5mac.com/2023/08/25/iphone-15-production-slash/


Apple関連メディアの9to5Macが独自に入手した、海通国際証券集団有限公司のアナリストJeff Pu氏が投資家向けに作成したメモによると、Pu氏は「Appleの2023年末までのiPhone 15の生産台数予測」を8300万台から7700万台まで減少させたそうです。Pu氏が生産台数予測を下方修正した理由は、Appleが依然として供給に問題を抱えており、これが量産に影響を与える可能性があるためとのこと。特に、ソニーのカメラセンサー、Proモデル用の新しいチタンフレーム、より薄いベゼルを備えた新しいディスプレイなどが、供給面に影響を与えると目されています。

iPhone 15 ProはUSB-Cポート搭載&さらなるベゼルレス化を果たした新デザインになるとの報道 - GIGAZINE


これに続き、みずほ銀行のアナリストメモでも、AppleのiPhone 15の生産予測台数が8400万台から7300万台にまで減少していると、9to5Macが報じました。みずほ銀行の分析でも、パーツの供給不足により生産台数が減少すると予測しています。また、みずほ銀行は2023年のiPhone生産台数が2億1700万台になると予測しており、これは2022年の2億2700万台よりも1000万台少ない数字となる模様。

さらに、9to5Macは「独自の情報ルートから入手した大手株式アナリストによるメモ」として、iPhone 15 Pro Maxの発売日が他モデルよりも数週間遅れる可能性があると報じました。このメモでも発売が遅れる理由として、「iPhone 15 Pro Maxで使用されるイメージセンサーを供給するソニーの供給遅れ」が理由として挙げられています。なお、バンク・オブ・アメリカのアナリストも過去にiPhone 15の出荷が10月にずれ込むと予測していました。

他にも、iPhone 15 Pro Maxはより優れた光学ズームを実現するために潜望鏡レンズを採用する最初のモデルになるとウワサされています。この技術を実現する場合、他のiPhone 15モデルと同じタイミングでの発売が難しくなると予想されているわけです。


なお、iPhone 15 ProおよびiPhone 15 Pro Maxの発売時期が通常の9月よりも遅くなる可能性については、2023年7月時点でも報じられていました。

iPhone 15シリーズの発売が例年より遅れる可能性 - GIGAZINE


この他、AppleはiPhone 15 ProとiPhone 15 Pro Maxで本体のカラーオプションからゴールドがなくなることや、タイタングレーという新色が追加される可能性が報じられています。

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in モバイル,   ハードウェア, Posted by logu_ii

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