銚子電鉄の廃線危機を救った「ぬれ煎餅」をさらに有効活用した「チーズパン(銚子電鉄のぬれ煎餅入り)」を食べてきた
千葉県銚子市の銚子駅と外川(とかわ)駅の間を走る銚子電気鉄道(銚子電鉄)は、鉄道事業よりも「ぬれ煎餅」等の食品製造と物販が収入で大きな割合を占め、帝国データバンクで業種が「米菓製造」になっているほど。
ぬれ煎餅製造にあたっては規格外のものもできるので、どうしてもロスが出るのですが、これを有効活用した「チーズパン(銚子電鉄のぬれ煎餅入り)」があるということなので、銚子まで食べに行ってきました。
【山崎製パン×銚子電鉄】「チーズパン(銚子電鉄のぬれ煎餅入り)」を発売!~銚子電鉄開業100周年記念!「銚子電鉄のぬれ煎餅」を使用したチーズパン~ 銚子電気鉄道株式会社
https://www.choshi-dentetsu.jp/news/5091/
「チーズパン(銚子電鉄のぬれ煎餅入り)」の取り扱いがあるのは千葉県を中心としたデイリーヤマザキやヤマザキショップ、またヤマザキ製品を扱うスーパーマーケットなどということなのですが、土日祝なら銚子電鉄犬吠駅と外川駅の売店でも扱いがあります。今回は確実に入手できるであろう、駅の売店に行くことにしました。
銚子電鉄の銚子駅はJRとの共同使用駅になっています。切符は券売機で買えますが、1日乗車券を買いたい場合はその旨を窓口で伝えて入場し、銚子電鉄の車内で購入することになります。Suicaなどの交通系ICカードは使えません。
JRの2番線・3番線ホームの先端側(千葉・東京側とは反対)が銚子電鉄のホームになっています。
犬吠駅までは20分。関東最東端の地であり初日の出が山頂や離島以外だと日本で一番早く見られる犬吠埼の最寄り駅です。
駅構内に売店があり、いろいろなぬれ煎餅が売られていました。
探していた「チーズパン(銚子電鉄のぬれ煎餅入り)」も発見。
また、犬吠駅から2分、一駅先が終着駅の外川駅です。駅舎は1923年(大正12年)の開業以来、修復しつつ使用されているものだとのことで、とても味があります。
犬吠駅よりは小さいながら売店スペースがあり、同じようにぬれ煎餅とチーズパンが売られていました。
主要なぬれ煎餅とチーズパンを購入。
袋は、下の方に銚子電鉄の車両が描かれていて、中央のパンの写真の部分は「パンタグラフ」のイメージでひし形になっています。
煎餅作りでは、どうしても廃棄になる規格外のものができるのですが、フードロスを減らすためにパンの具材へと有効活用されています。
パン1個で253kcal。食塩相当量は1.3g。
原材料はこんな感じ。小麦粉、チーズクリーム、ぬれ煎餅と並んでいます。
袋から出すと見た目はこんな感じ。チーズをかけて焼いてあります。
中にぬれ煎餅入りのチーズフィリングが入っています。
チーズフィリングの中に細かくちりばめられたぬれ煎餅はムニュッとした食感。決して食べていて「あっ、ぬれ煎餅が入っている!」という感じではないのですが、全体として濃厚なチーズ味の中から、チーズとは違う甘塩っぱさを放ち「ここにいるぞ」と主張してきます。おやつではなく、朝ご飯に食べたいパンです。
ちなみに、犬吠埼灯台は犬吠駅から徒歩10分のところにあります。
ほぼ三方を海に囲まれた立地で、眺望は抜群。
東映の映像作品の冒頭に流れる「荒磯に波」のオープニング映像は、この犬吠埼のあたりで撮影されたもの。この日も磯に白波が打ち付けていました。
また、外川駅からは徒歩5分ほどで外川漁港があります。駅から漁港に向けては下り坂になっていて、ぎっしりと家が並ぶ漁師町の光景に、海外からの観光客がカメラを向ける姿をちらほら見かけました。
「チーズパン(銚子電鉄のぬれ煎餅入り)」は犬吠駅売店・外川駅売店では税込150円で販売されています。なお、販売期間は2023年8月31日までだとのことです。
ぬれ煎餅は「まずい棒」などとともに、売店のほか銚子電鉄のオンラインショップでも購入可能です。
銚子電鉄のぬれ煎餅オンラインショップ
http://chodenshop.com/
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