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X(旧Twitter)の広告収益分配プログラムが日本にも展開される、収益化に必要なインプレッション数は以前の3倍に増加


黒字化に向けてさまざまな施策を打ち出しているX(旧Twitter)は2023年7月、有料サブスクリプションサービスのTwitter Blueユーザーに対する広告収益の分配を開始しました。当初は一部の国のユーザーのみが分配対象となっていましたが、Xの公式アカウントが現地時間の7月28日に、広告収益分配プログラムを世界中に展開すると発表しました。


Creator Ads Revenue Sharing | X Help
https://help.twitter.com/en/using-twitter/creator-ads-revenue-sharing

X officially rolls out its ads revenue sharing program for creators - The Verge
https://www.theverge.com/2023/7/28/23811535/x-twitter-ads-revenue-sharing-program-creators

Twitter, now X, opens up its ad revenue sharing program with global creators | TechCrunch
https://techcrunch.com/2023/07/28/twitter-now-x-opens-up-its-ad-revenue-sharing-program-with-global-creators/

Xが7月に始めた広告収益の分配プログラムは、投稿のリプライ欄に表示される広告から得た広告収益の一部を、投稿したクリエイターに分配するというものです。最初の分配総額は500万ドル(約7億円)であり、中には数百万円もの分配金を受け取ったと報告するユーザーも現れました。

TwitterがTwitter Blueユーザーに広告収益の分配を開始、数百万円を受け取る人も - GIGAZINE


そしてXは7月28日に、広告収益分配プログラムを日本を含めた世界中に展開することを発表しました。Xは「私たちは、クリエイターとして生計を立てる上でXがインターネット上で最高の場所になることを望んでいます。これがあなたの努力に報いる私たちの第一歩です」と述べています。

広告収益分配プログラムに関するヘルプページを見てみると、収益化要件は「Twitter Blueまたは認証済み組織であること」「過去3カ月間以内の投稿の累計インプレッションが1500万以上であること」「500人以上のフォロワーがいること」の3つとなっています。なお、最初に収益分配が行われた時点の要件は「過去3カ月間の累計インプレッションが500万以上であること」となっていましたが、インプレッション数の要件は3倍に引き上げられたようです。


収益化をオンにした対象クリエイターは、要件を満たした上で分配金額が50ドル(約7000円)を超えた場合、7月31日の週に支払いを受けることができるとのこと。


Xアカウントでの収益化をオンにするには、設定画面から「収益化」を開き、「広告収益分配」をクリックして設定を行います。分配金の支払いはオンライン決済サービスのStripeを使用するため、分配金を受け取る前にStripeアカウントを作っておく必要があります。


広告収益分配プログラムが利用可能な国の一覧には「Japan(日本)」も含まれています。


Xのリンダ・ヤッカリーノCEOは公式投稿の引用リツイートで、「これはクリエイターにとっての絶対的なゲームチェンジャーです」と述べました。


なお、Xの広告収益分配プログラムについては、「一部の極右インフルエンサーが分配金を受け取っている一方、要件を満たしているにもかかわらず分配金を受け取れないユーザーもいる」など、分配システムが不透明だという指摘も上がっています。

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in ネットサービス, Posted by log1h_ik

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