TwitterがGoogle検索に表示されにくくなっている
2023年6月30日以降、Twitterでは「ツイートの閲覧にログインが必須になる」「1日当たりのツイート閲覧数に制限が設けられる」といった大規模な変更が実施されています。これらの変更が影響したためか、Googleの検索結果にTwitterのユーザーページやツイートが表示されにくくなったことが報告されています。
Twitter didn't just block unregistered users, it blocked Google Search
https://searchengineland.com/twitter-didnt-just-block-unregistered-users-it-blocked-google-search-428943
Tweets aren’t showing up in Google results as often because of changes at Twitter - The Verge
https://www.theverge.com/2023/7/3/23783153/google-twitter-tweets-changes-rate-limits
検索エンジン関連の情報に詳しいバリー・シュワルツ氏はTwitterの変更がGoogle検索結果に影響を与える可能性を考慮し、2023年7月1日から数回にわたって「site:twitter.com」で検索した結果のスクリーンショットを保存していました。なお、「site:twitter.com」という検索語句は検索演算子「site:」を使うことで「twitter.comの内容のみ」を検索するように指定したものです。
Not that a site command is the best measure but - let's see how this changes https://t.co/Dtg7lKYeVO pic.twitter.com/AKtJzWUWbM
— Barry Schwartz (@rustybrick) June 30, 2023
2023年7月1日時点での「site:twitter.com」でのヒット数は約4億7100万件でした。
2023年7月2日にはヒット数が約3億900万件に減少。
2023年7月3日には約2億2700万件にまで減少しました。
さらに、同日中に約1億8000万件にまで減少したことも確認されています。
記事作成時点では日本から「site:twitter.com」で検索すると約2億4000万件ヒットします。ただし、シュワルツ氏とは環境が異なるため単純比較はできない点に注意。
Googleでは、検索結果URLの末尾に「&gl=us」を追加することで「アメリカで検索した場合の結果」を表示できるので試してみたところ、ヒット数は約3億7800万件となりました。
Googleの広報担当者であるララ・レビン氏は海外メディアのThe Vergeに対して「twitter.comに対するクロールが制限され、Google検索の結果にツイートやTwitter関連ページを表示しにくくなっていることを認識しています」と述べ、Twitterのインデックス化が困難な状況に陥っていることを認めています。
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