1枚の画像から「似た画像」をサクッと生成して素材集めを爆速化できるAIツール「Reimagine XL」を使ってみた
資料や作品を作成していると「この画像に似た画像を複数枚用意したい!」という状況になることがあります。画像生成AI「Stable Diffusion」で知られるAI企業Stability AIが開発した「Reimagine XL」を使えば、画像をドラッグ&ドロップするだけで類似画像をサクッと生成できるとのこと。日本でも無料で使用可能だったので、実際に使ってみました。
Reimagine XL
https://clipdrop.co/stable-diffusion-reimagine
Reimagine XLにアクセスすると以下のような画面が表示されます。
Reimagine XLの使い方は非常に簡単。類似画像を生成したい画像を点線で囲まれたエリアにドラッグ&ドロップするだけです。
ドラッグ&ドロップしてから数十秒で類似画像が3枚生成されました。画面下部のサムネイルをクリックすれば各画像を確認できます。
今回入力したオリジナル画像は以下。
そして、生成された3枚の類似画像が以下。「目を閉じている」「歯を出して笑っている」「麦わら帽子と黄色い服を着用している」といった特徴を保った画像を生成できました。
生成された画像が気に入らない場合はサムネイル右上の更新ボタンをクリックすれば再生成できます。
また、画像右下の共有ボタンをクリックするとオリジナル画像と類似画像3枚をつなぎ合わせた画像をダウンロードできます。
ダウンロードした画像が以下。右下に「Clipdop」「stability.ai」という透かしが入っています。
なお、Reimagine XLは2023年3月に公開された「Stable diffusion reimagine」の機能強化版です。Stable diffusion reimagineで作成した以下の画像を見ると、Reimagine XLでは画像生成性能が格段に向上していることが分かります。
Reimagine XLの性能が分かったので、色んな画像を入力して類似画像を生成してみました。まずは、登山時に撮影した以下の写真の類似画像を生成してみます。
生成結果はこんな感じ。
続いて夜の商店街を撮影した写真で試してみます。
「閉店後の店舗が並ぶ商店街」の雰囲気を保ったまま類似画像を生成できました。ただし、拡大すると「自転車に似た謎の構造物」が写り込んでいます。
最後にネパール料理の写真で試してみます。
生成結果が以下。「米粒が大きすぎる」「器の形が不自然」といった問題はありますが、雰囲気は再現できています。
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