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画像から「似た画像」を無限生成できるStability AI公式ウェブアプリ「Stable diffusion reimagine」使ってみたよレビュー


画像生成AI「Stable diffusion」の開発元であるStability AIが、参考画像を指定するだけで「参考画像に似た画像」を生成してくれるサービス「Stable diffusion reimagine」をリリースしました。記事作成時点では一部機能を無料で使用可能だったので、実際に使ってどんな画像を生成できるのか試してみました。

Stable diffusion reimagine
https://clipdrop.co/stable-diffusion-reimagine

Stable Diffusion Reimagine -Stability AI
https://ja.stability.ai/blog/stable-diffusion-reimagine

Stable diffusion reimagineにアクセスすると、以下のような画面が表示されます。画面内の点線で囲まれた部分に画像をドラッグ&ドロップすると、「ドラッグ&ドロップした画像に似た画像」が3枚生成されます。


今回は、試しに以下の画像を使ってみます。


画像を点線で囲まれた部分にドラッグ&ドロップ。


すると、画像生成が始まるので少し待ちます。


ドラッグ&ドロップしてから10秒ほどで3枚の画像が生成されました。


画面下部のサムネイルをクリックすると、各画像の全体像を確認できます。


生成結果が気に入らない場合は、サムネイル上の更新マークをクリック。


すると、新たな画像が生成されます。


アカウントなしで画像をダウンロードするには「HD」の左隣に配置された共有ボタンをクリック。なお、「HD」をクリックすると高解像度画像をダウンロードできますが、「ClipDrop」のアカウントを作成する必要があります。


すると、以下のように「オリジナル画像1枚(左上)と生成画像3枚をつなぎ合わせた画像」をダウンロードできます。左下の画像には人間の指が写り込んでいますが、どの画像も「シンプルな背景に人形が座っている写真」という特徴を再現できています。


他の写真でも試してみました。人間のポートレートを入力した結果、なぜかサングラスをかけているものの「麦わら帽子を着用した笑顔の女性」を再現できています。


2人の女性を写した写真を参考画像に指定した結果が以下。人間1人が写る写真を入力した結果と比べると、腕や顔の描写が雑に見えます。


冷やしたぬき」の写真を入力してみると、元の写真の雰囲気を残した謎の食べ物が生成されました。


「鍋に入ったカレーの写真」を入力。緑色のオクラがハーブと認識されたようです。


風景写真も大量生成可能。ポスターなどに使うと粗が目立つ品質ですが、ブログなどの低解像度画像としては十分に使える品質です。


Stability AIはStable diffusion reimagineが異常な画像を生成する場合があることを認めており、フィードバックを元にシステムの改善を進める姿勢を示しています。

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in レビュー,   ウェブアプリ, Posted by log1o_hf

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