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Airbnbでホストに返金依頼を無視され宿泊費を没収されてしまった事例

by Open Grid Scheduler / Grid Engine

民泊サービス・Airbnbで予約をキャンセルしようとしたところ、ホストが承認しなかったため大損してしまったという体験談が報告されました。

How to lose $950 very quickly on AirBnB - Blogomatano
https://chriskiehl.com/article/how-to-lose-about-nine-fitty

今回の問題は、ワシントン州シアトルに住むソフトウェア開発者のクリス・キール氏が、家族のためにAirbnbの予約を取ったのが発端です。家族がシアトルに滞在する間に寝泊まりする場所として、キール氏が小さなアパートの部屋をAirbnbで手配したところ、5泊で1538.39ドル(約20万8000円)かかりました。


予約後、ホストから連絡が入り「クリスさん(キール氏)もお泊まりになるのでしょうか?」と質問されたため、キール氏は「家族のマリリンだけです」と回答しました。すると、ホストから「申し訳ありませんが、Airbnbでは第三者によるご予約はお断りしております」と言われてしましました。


キール氏が予約しようとした物件や予約内容などの詳細が分からないので断言できませんが、Airbnbでは代理での予約ができない規則になっているのため、自分名義で家族が泊まる部屋を予約してしまったのはキール氏の落ち度と言えます。そこで、キール氏はキャンセルを申し出ました。


これに対し、ホストは「こちらではキャンセルができないのでAirbnbのサポートセンターに連絡してください」と回答しました。


ホストから予約をキャンセルできないと言われたため、キール氏はAirbnbに連絡して返金とキャンセルを依頼しました。キール氏がAirbnbに状況を説明すると、Airbnbのサポート担当者はすぐに状況を理解して、Airbnbからホストに連絡すると請け負ってくれたとのこと。

しかし、翌日になっても何の音沙汰もないため、キール氏はホストに再度連絡しましたが、ホストからは「リクエストが見当たりません」と回答されてしまいました。


その後もキール氏は返金依頼のスクリーンショットを送るなどしましたが、結局ホストは「Airbnbのポリシーで全額返金はできません」の一点張りで取り付く島もありませんでした。


キール氏はAirbnbのサポート担当者の勧めで問題解決センターに連絡しましたが、問題解決センターは当事者の意見を元に決定を行うので、最後はホスト次第という側面があります。

最終的に全額返金は拒否されたため、キール氏に返金されたのは1538.39ドルのうち426.04ドル(約5万7000円)だけでした。しかも、家族は別のホテルに宿泊したため、別途1300ドル(約17万6000円)の宿泊費もかかっています。


このブログ記事を取り上げたソーシャルニュースサイト・Hacker Newsのスレッドには、「クレジットカード会社にチャージバックを依頼して支払いを拒否してはどうですか」と勧めるコメントや、「毎晩ベッドで寝ているところをチェックされるわけではないのだから、チェックインの時だけ同伴して自分も一緒に泊まると言っておけばよかったのに」といったコメントが寄せられていました。

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in ネットサービス, Posted by log1l_ks

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