取材

三毛猫のたま駅長で有名な和歌山電鐵貴志川線で「西国三社参り」してきた


和歌山県内にある「日前神宮(ひのくまじんぐう)・國懸神宮(くにかかすじんぐう)」「竈山神社(かまやまじんじゃ)」「伊太祁曽神社(いたきそじんじゃ)」の3カ所を巡ることを「西国三社参り」と呼びます。この3社はいずれも和歌山電鐵貴志川線の駅から徒歩圏内にあるということで、1日乗車券を使って1日で三社参りをしてみました。

西国三社参り|たま駅長おすすめ!貴志川線ナビ
http://www.kishigawasennavi.com/course/visit/index.html

1日乗車券は大人800円、小児400円。販売場所は和歌山駅9番ホーム、伊太祁曽駅、貴志駅たまカフェ、JR和歌山駅の和歌山バス定期券発売所で、スマホ用もあります。和歌山から終点の貴志までは片道410円なので、1往復するだけでもお得です。

今回は朝、和歌山駅からスタート。


貴志川線の改札はJR改札内にあるので、1日乗車券をホームで買いたい場合はJRの改札口で伝えるとそのまま入場させてもらえます。

地下通路を9番ホームのところまで来ると、たま駅長のイラストが掲げられていてすぐにわかります。


1日乗車券を購入。


すでに電車が止まって待っていました。今回、この行程はそれぞれの神社の社務所が開いている時間に訪れることを考えたため、9時30分和歌山発の電車に乗車しました。目指すは伊太祁曽神社の最寄り駅・伊太祁曽駅です。


伊太祁曽駅到着は9時49分。


駅にこのような「三社参り」の案内看板が出ています。


たま駅長パネル。


伊太祁曽の駅舎には駅長部屋があり、日によってよんたま駅長が出勤しています。


この日は出勤日で、駅長部屋の離れのようなところにちょこんと座っていました。


よんたま駅長に送られるように、駅の外へ。


駅前の通りを南の方へ向かうと、遠くに鳥居が見えてきます。


これが伊太祁曽神社。駅からは徒歩5分ほど。


本殿。


本殿前には「玉兎」が。これはチェーンソーを用いて切り出されたものだそうです。


伊太祁曽神社は木の神様・五十猛命を祀っていて、くぐると厄除けになるという「厄難除け木の俣くぐり」があります。


この穴をくぐればOK。


伊太祁曽駅に歩いて戻り、次の神社へ向かいます。伊太祁曽駅には車庫が併設されていて、耳付きの「たま電車」が停車していました。


10時20分に伊太祁曽駅を出発。「竈山神社」を目指して、10時29分に竈山駅で下車。


駅の出口は1つだけ。


病院の横を通る道路にそのままつながっているので、道なりに進みます。


大きな鳥居をくぐり、さらに道なりにまっすぐ。


やがて、県道13号線と交差します。


県道を渡ったところにあるのは宮内庁治定陵墓「竈山墓」。神武天皇の兄・彦五瀬命の墓だといわれています。


ちょっと進むと竈山神社の入口があります。ここから入るとちょっとしたショートカットになっていて、鳥居を抜けた先の参道に合流します。ここまで10分弱です。


境内入口の鳥居はこんな感じ。


神門。


本殿でお参りします。


再び竈山駅に戻り、最後の「日前神宮・國懸神宮」に向かいます。30分に1本なので、先ほど乗ってきた電車の1本後、10時59分発に乗車。


11時5分、「日前宮」駅で下車。


和歌山駅から2つ目の駅で、ここで列車交換が行われます。


駅名は「にちぜんぐう」、神社は「ひのくまじんぐう・くにかかすじんぐう」です。


駅の周辺地図。


住宅街になっている駅前の道をとりあえずまっすぐ道なり進みます。


突き当たりの道路の向こう側がもう神社の境内です。


和歌山バスのバス停もありました。


橋を渡って鳥居へ。


手水場に大きな兎の絵馬。


参道を進むと道が左右に分かれます。左が日前神宮、右が國懸神宮。


2つの神宮は左右対称に配置されています。これが日前神宮。


これが國懸神宮です。


和歌山電鐵+徒歩で「西国三社参り」に要した時間は全行程合わせても1時間半強でした。いずれの神社も駐車場を備えていますが、駅から徒歩圏内なので、ぜひ鉄道で回ってみてください。なお、バラバラに切符を買った場合は合計950円で、1日乗車券の方が150円お得です。

なお、「伊太祁曽神社」「日前神宮・國懸神宮」は3つある紀伊国一宮(一之宮)のうちの2つということなので、貴志駅にいるニタマ駅長に会いに行くついでに、残る1つの「丹生都比売神社」にも足を伸ばしてみることにしました。

<つづく>

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in 取材,   乗り物, Posted by logc_nt

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