コラム

「カヌレ」だけで満腹になりたいので自分で大量に作ってみた、外はカリッと中はねっちりの完璧な出来栄え


こんがり焼けたカリカリ表皮の中にねっちり食感の生地が詰まった「カヌレ」は、一度食べると「もう1個食べたい!」となること間違いなしの激うまスイーツです。しかし、大人気スイーツであるがゆえに大量入手は困難で、いつも1つや2つのカヌレを食べながら「もっと食べたいなあ」と考えていました。「心ゆくまでカヌレを食べまくりたい!」と考えてググったところ、手順さえ守れば比較的簡単に作れるスイーツであることが判明したので実際に作ってカヌレ三昧してみました。

ボルドー・修道女たちのカヌレ | レシピ | NHK「グレーテルのかまど」
https://www.nhk.or.jp/kamado/recipe/118.html

カヌレを作る際に必須なのが「カヌレ型」です。カヌレ型には銅製やステンレス製などがありますが、今回は百円均一ショップでゲットしたシリコン製の小型カヌレ型を使います。


上記の型4個分(合計16個)のカヌレを作るのに必要な材料は以下の通り。

・牛乳(250ml)
・バニラのさや(1/4本)
・薄力粉(35g)
・強力粉(23g)
・グラニュー糖(125g)
・卵黄(30g)
・卵白(7g)
・ラム酒(20ml)
・バター(13g)
・カヌレ型に塗る用のバター(適量)
・ハチミツ(適量)


今回のレシピでは下準備も含めて3日かけてカヌレを作ります。「3日かけて作る」と聞くと難しそうに聞こえますが、調理工程自体は非常に簡単な作業の連続なので、初心者でもまったく問題なくカヌレを完成させることができます。

◆1日目:牛乳にバニラの香りを移す
まずは、牛乳250mlを計量し、バニラのさやを4分の1に切ります。


鍋に牛乳を投入したら、バニラの種を包丁でこそぎ入れます。


バニラのさやも鍋に投入し、沸騰するまで加熱。


牛乳が沸騰したら、容器に移します。


容器にラップをかぶせ、粗熱がとれるまで放置。


粗熱がとれたら、冷蔵庫に入れて一晩置きます。これで1日目の作業は完了です。


◆2日目:カヌレ生地を作る
2日目は、1日目に作ったバニラミルクをバターや粉と混ぜ合わせてカヌレの生地を作ります。まず、バター13gを鍋で加熱して焦がしバターを作ります。


こんな感じの濃い茶色になればOK。焦がしバターが完成したら、鍋を放置して粗熱を取っておきます。


次に、薄力粉(35g)、強力粉(23g)、グラニュー糖(125g)をボウルに入れて、混ぜ合わせます。


続いて、1日目に作ったバニラミルクを投入。


粉類とバニラミルクを混ぜ合わせます。この時、混ぜすぎると粘り気を帯びてしまうので、粉がダマにならない程度に混ぜ合わせればOK。


次に、卵黄(30g)と卵白(7g)を測り、溶いておきます。


溶いた卵をボウルに投入。


混ぜ混ぜ。


ラム酒(20ml)を投入。


焦がしバターも投入します。


混ぜ混ぜ。


まんべんなく混ぜたら、ラップを生地に密着するようにかぶせます。


これで2日目の作業は完了。冷蔵庫で一晩寝かせます。


◆3日目:生地をオーブンで焼く
生地を焼く前に、カヌレ型にバターとハチミツを塗り込みます。


まず、バターを電子レンジで10秒ほど温めて柔らかくします。


柔らかくなったバターをカヌレ型の内側に塗ります。


蜂蜜も塗り塗り。


カヌレ型の準備が整ったら、生地を底から混ぜた後にこします。


次に、カヌレ型の8割まで生地を流し込みます。


念のためにカヌレ型を5個用意しましたが、今回の分量ではカヌレ型4個(カヌレ16個分)でピッタリでした。


200度に予熱したオーブンで60分焼きます。


焼き上がりました。バターやラム酒の香りが周囲に漂っています。


型から取り出すとこんな感じ。形はバラバラですが、どれもかわいげのある形です。


断面はこんな感じ。外側のこんがり焼けた層の中に、黄色い生地がみっちり詰まっています。


食べてみると、外側はカリッサクッとした食感で、中身はねっちりもっちりしています。黒くなったカヌレも焦げているわけではなく、香ばしい味わいに仕上がっていました。お店で買える大きなカヌレもおいしいですが、自分で作った小さめカヌレは一口でパクッと食べられるのがグッドポイント。また、「次回はラム酒を多めにしようかな」「ふんわり食感に仕上げたいから小麦粉の比率を増やそうかな」といったように、自分で配合をカスタムできるのも楽しいポイントです。今回のレシピでは百円均一ショップで買ったカヌレ型以外には特別な器具や材料を使わなかったので、カヌレは比較的手軽に作れるおいしく楽しいでした。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
固くなったパンケーキをふわふわにする「フレンチ・パンケーキ」を作ってみた - GIGAZINE

表面はサクッ、中身はフワッ、たった1分で中まできっちり染み渡るフレンチトーストを作ってみました - GIGAZINE

約500円で本格チョコレートケーキを作ってみる - GIGAZINE

お店のパンケーキをお菓子作り初心者がおうちで再現してみたら、あまりにも険しい道のりでした - GIGAZINE

お店レベルのフレンチトーストが完成する「大好き! フレンチトースト」で実際にいろいろ作ってみました - GIGAZINE

一絞りでクリームが立体の花になるという「3D口金」を使えばお菓子作り初心者でもお花畑が作れるのか実験してみました - GIGAZINE

2カ月で検索数が爆増した「ダルゴナコーヒー」とは?実際に作ってみた - GIGAZINE

in ,   コラム, Posted by log1o_hf

You can read the machine translated English article here.