「ノーカットロータリー網戸II」をGIGAZINE編集部の1階会議室に設置して虫が入ってこないようにしつつ換気できるようにしたよレポート
夏でも冬でも扉や窓を閉め切って生活しているととにかく空気が悪くなりがちで、感染症対策や二酸化炭素濃度を下げるためにも定期的に室内の空気を入れ換えることは重要です。ただ、網戸のない扉は虫を入れてしまう可能性があるのでどうしても開けたくないという人は多いはず。GIGAZINE編集部でも換気のために網戸のない扉を開けているとどんどん虫が入ってきていたので、いろいろ探してみた結果、両面テープで後付けできて開閉も楽チンな「ノーカットロータリー網戸II」を付けて快適な換気を行えるようにしてみました
ノーカットロータリー網戸II(ツー) | 川口技研
https://www.kawaguchigiken.co.jp/products/amido/amido-series/%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%83%BC%E7%B6%B2%E6%88%B8%E2%85%A1%EF%BC%88%E3%83%84%E3%83%BC%EF%BC%89
GIGAZINE編集部には裏口に続くこんな感じの扉があるのですが、見ての通り網戸はなく、換気のために開けていると頻繁に虫が入ってきてしまいます。
何かいい網戸はないかと探しているときに見つけたのが川口技研の「ノーカットロータリー網戸II」です。ドアそのものは180cmほどながら、扉口は238cmという特殊な編集部の扉全体をカバーして隙間をなくせ、さまざまな高さに対応し、自動巻き取りも可能。なによりネジ止め不要で両面テープで簡単に取り付けられる点が良さげだったので、実際に購入してみることに。
届いたものがコレ。パッケージだけで2メートル以上あります。
内容物はアルミニウム製の長い枠が2本と、あらかじめ網が付けられた巻き軸が1本。
巻き軸には回転止めの金具が付いており、取り付け前は自動で網が巻かれないようになっています。
続いて樹脂製のカバーが大小2つずつと、短い枠が2本。
その他高さ調整材と両面テープ、補助用の網、取扱説明書です。
これらをどのように付けるのかというと、まずは赤枠で囲った部分に網戸を取り付け、次に青枠の部分に高さ調整材と補助用の網を取り付けて上下すべてを覆っていくという流れ。なお、取り付けの際には金ノコ、メジャー、カッターナイフが必要です。
まずは縦に設置する枠に「ケース側下レールガイド」と呼ばれる以下のパーツを取り付けます。これは網戸が畳まれたときに収まる部分になっています。
2本ある枠のうち、「ケース側」と書かれた方をピック。
一方の端がこんな形状になっているので……
ケース側下レールガイドをはめ込みます。
こんな感じにピッタリとはまります。
続いて枠を取り付ける位置を確認していきます。ノーカットロータリー網戸IIは右開きドアと左開きドア両方に対応しており、網戸を右へ開くか、左へ開くかを選んで取り付けることができます。編集部のドアは右開き(ドアノブが右)だったので、網戸が右から左へ開くように取り付けることに。先ほどケース側下レールガイドを取り付けた方の枠を左へ、もう1本の長い枠を右へ仮置きします。
これら枠の裏側には両面テープが6箇所付けられており、木枠やアルミ枠に接着できるようになっています。
続いて枠を接着する位置を決めます。網戸が閉まるときにドアノブと干渉しないような適切な位置を探し……
木枠に印を付けていきます。メジャーや定規を使い「端から○○mm」と決めておけばずれにくくなるのでおすすめ。左右2つの枠で印を付ければ完了です。
位置が決まれば、枠に付けられた6箇所の両面テープをすべて剥がします。
取り付け位置を軽く拭き……
そして、印に合わせてピッタリ接着。
2本とも接着して縦の枠はこれでOKです。
続いて横方向の枠を設置していきますが、ここが作業の山場。金ノコを使って枠を切断するという作業を行うことになります。というのも、この枠は長さ90cmほどと長めに作られており、各家庭の扉の幅に合わせて「切断すること」を前提に作られているからです。ちなみにGIGAZINE編集部の扉は幅が約85cmほどだったので、5cm以上切る必要があります。
取扱説明書に「どこからどこまでの長さを測るか」が詳しく書かれているので、メジャーで計測して数値を割り出します。上の枠と下の枠が1本ずつありますが、それぞれ切断する長さが違うので注意が必要です。
長さが分かったら、切断する場所が分かりやすいように枠に印を付けます。
そして、金ノコで切断していきます。枠はかなりしっかりした作りでハサミなどでは到底切れそうにないので、必ずノコギリまたはそれに類する工具が必要です。
10分ほどかけてギコギコと切り続け、ぷっつり2つに分けることができました。切断面はこんな感じ。
下の枠も同様に切断します。
続いて上の枠を取り付けていきます。枠の端のうち切断しなかった方を……
先に取り付けた縦の枠と合わせるようにはめ込みます。
反対側も上からスライドさせるように取り付けて……
上の枠は完了。
下の枠を付ける前に、先に網がついた巻き軸を取り付けます。巻き軸の上部には「巻き軸ランナー」という突起が付いています。
これを、上の枠に設けられたレールへはめ込み……
巻き軸をスライドさせます。巻き取り部の軸をはめ込んだら、続けてドアノブ側の軸もはめ込みます。
これで網戸の真ん中にある巻き取り部の軸と、ドアノブ側の軸が取り付けられた状態。左端はぷらぷらしています。
左端の枠は突起が付いておらず、枠に向かってギュッと押し込むだけで取り付けられるので……
上から下まで満遍なく押し込みます。押し込んだときは「カチッ」という音が鳴ります。
最後に、巻き軸に付いていた回転止め金具を引っこ抜くと……
網が巻き軸に巻き取られ、左右にピンと張った状態になりました。
「OPEN」と書かれた所にあるレバーを押し下げると、網戸が開きます。
網戸を開けた状態で下の枠を取り付けて完了です。
「ノーカットロータリー網戸II」を開閉している様子は以下の動画で確認できます。網戸を閉めるときは人の手で動かす必要がありますが、開ける時はレバーを押すだけでOKです。
両面テープで後付けできる網戸「ノーカットロータリー網戸II」を開閉している様子 - YouTube
巻き取りできる網戸の設置はここでひとまず終わりですが、続いて網戸の上にある隙間を埋める作業に入ります。
まずは隙間の高さ・幅を計測。
続いて高さ調整材を取り付け部分の長さに合わせて切断します。高さ調整材は樹脂製で薄めの作りだったので、今回は大きめのハサミで切断しました。
そして、高さ調整材の裏に両面テープを貼り付け……
縦・横方向に高さ調整材をペタッと貼り付けます。
次に補助用の網を取りだし……
隙間を覆うように、両面テープで高さ調整材と接着します。
余った網はカッターナイフで切断します。
最後に、網を抑えるカバーを適切な長さに切り取り……
網の上からペタッと貼り付ければ完成です。
高さ調整材を貼り付けた後はこんな感じで、隙間がすべて網で覆われています。
斜め横から見るとこんな感じです。
そして、ノーカットロータリー網戸II取り付け後の全体像はこんな感じ。これで、扉を開けても虫が入ってくることはなくなりました。
開封から取り付けまですべて1人で行うことができ、写真を撮りながらの作業で取り付けにかかった時間は合計3時間ほどでした。取り付け前は金ノコで切断する作業がやや難しそうと感じていたのですが、実際の作業は単純だったので素人でもきれいに取り付けられました。
今回購入したのはノーカットロータリー網戸IIの「NC2-20」という型番で、Amazon.co.jpでは税込2万7020円で販売されています。ノーカットロータリー網戸IIは両面テープで取り付けるタイプでしたが、ほかにもネジで取り付ける「ノーカットロータリー網戸」なども販売されているので、購入を検討する際はノーカットロータリー網戸シリーズの(PDFファイル)カタログをよく見て、自宅のサイズに合った商品を選ぶ必要があります。
Amazon | ノーカットロータリー網戸II NC2-20 網戸の高さ206cm | 網戸
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