2021年09月10日 12時00分レビュー

Googleのバッテリー式ドアベル「Google Nest Doorbell」フォトレビュー＆セットアップ、配電不要なインターホンは一体どんな風に取り付けられるのか？

Googleのスマートスピーカー「Google Nest」シリーズに、玄関に取り付けてインターホンとして使用する「Google Nest Doorbell」が、2021年8月26日から登場しています。普通のインターホンは業者を呼んで配線しなくてはなりませんが、フルワイヤレスで稼働するバッテリー式のNest Doorbellなら自分で取り付けることが可能で、クラウドからライブ動画を見られるので出先から来客応対もできるとのこと。そんなインターホンが届いたので、さっそく開封して玄関先に設置してみました。

Google Nest Doorbell（Battery Type）- スマートドアベル
https://store.google.com/jp/product/nest_doorbell_battery

これが「Google Nest Doorbell」です。

内容物はNest Doorbell本体、USB Type-A・USB Type-Cの充電ケーブル、ベースプレート、角度調整用パーツ。

クイックスタートガイド、安全に使うための注意事項を記載した小冊子、レンズの保護について説明した紙、録音や録画をしていることを示すためのシール。

ドアホン用電源に接続する場合に使う配線コネクタ、取り外し用ツール、壁に凹凸がある際に使うスペーサー、長いネジと短いネジ各2本、壁用アンカーです。

Nest Doorbell本体はこんな感じ。長さは160mm、幅は46mm、奥行きは24.1mmの長細い形状をしています。

本体には画素数が1.3メガピクセルのカメラがあるほか、その下にはステータスランプもあります。

本体の下の方には、来客が押すためのボタンがあります。

背面には充電用のUSB Type-Cソケットがあるほか、下の方にはベースプレートと接続するための金具もあります。

背面にはベースプレートをはめこむための溝があります。

この溝には、ベースプレートをセットすることができます。

本体上部には、取り外し用ツールを差し込むための穴があります。

側面には、左右ともにボタンやスイッチなどはついておらず、すっきりしたデザインです。

重さは実測で204gでした。

というわけで、さっそく使う準備をしていきます。まず、本体に付属のケーブルを挿入します。

次に、ケーブルのもう一端を電源に接続します。

電源アダプターは付属していないので、もし余分な電源アダプターを持っていなければPCにつないでもOKです。スタータスランプが青く点灯したら準備完了です。

続いて、Nest Doorbellをいったん置いて、スマートフォンとNest Doorbellを接続します。接続に必要なGoogle Homeアプリのインストール方法などは先にレビューしている「Google Nest Cam」とほとんど同じなので、以下の記事を参照してください。

Googleのスマートカメラ「Google Nest Cam」セットアップ編、スマホアプリをインストールしたら後はサクサク準備完了 - GIGAZINE

Google HomeにNest Doorbellを追加したら、次はGoogleが公開しているムービーの指示に沿って、Nest Doorbellを玄関に設置していきます。

(1) 方法設定とインストール Google Nest Doorbell（バッテリー式)） - YouTube

Nest Doorbellはネジで壁面に固定して使うので、壁に穴を開ける必要があります。しかし、レビュー場所の壁は簡単には穴が開かない壁でした。

そこで、今回は段ボール箱を貼り付けてそこに設置していくことにします。

設置場所は、地面から約1.2メートルの場所が最適とのこと。

また、取り外す際には本体の上部に取り外し用ツールを差し込むため、上の方にも5.5cm以上の余裕が必要です。

設置場所の目星がついたら、そこに本体を当ててWi-Fi接続ができているかをチェックします。ステータスランプが緑色に点灯していればOKです。

次に、ベースプレートのネジ穴に印をつけます。

続いて、工具を使って印をつけた場所に穴を開けます。今回はレビューのため段ボールに設置するので、この工程は不要でした。

さらに、ネジを使ってベースプレートを壁に取り付けます。

最後に、本体下部にある金具とベースプレートの穴が合うようにして、本体をベースプレートにセットします。

本体がベースプレートとの接続を認識すると、こんな感じでボタンの周りが光ります。

取り外す場合は、本体上部にある穴に取り外し用ツールを差し込みます。この取り外し用ツールはカギではないので、マイナスドライバーなどを使えばNest Doorbellを取り外してしまうことができます。そのため、Googleは「Nest Doorbellが盗難されてから30日以内に連絡してください。交換手続きについて案内します」と説明しています。