ロサンゼルス・レイカーズのオーナーのTwitterアカウントがハッキングされ「PS5配布キャンペーン」を実施

NBAの歴史上最も成功したチームのひとつであり、地球上で最も市場価値の高いスポーツクラブのひとつでもあるロサンゼルス・レイカーズの、筆頭オーナーであるジーニー・バス氏のTwitterアカウントがハッキングされました。ハッキングされたバス氏のTwitterアカウントは、「PlayStation 5(PS5)を配布する」という詐欺ツイートを投稿しています。

Lakers' Owner Twitter Gets Hacked To Scam Some PS5 Consoles
https://kotaku.com/lakers-nba-jeanie-buss-ps5-playstation-5-scam-twitter-1849362863

バス氏は19歳の頃からプロスポーツチームのマネージャーなどを歴任し、後にロサンゼルス・レイカーズの筆頭オーナーに就任したという人物で、スポーツメディアから「NBAで最も強力な女性のひとり」と評されています。そんなバス氏の43万人のフォロワーを抱えるTwitterアカウントがハッキングされました。

ハッキングされたバス氏のTwitterアカウントは2022年8月2日に以下のようなツイートを投稿。ツイートには「重大発表！こんにちはTwitterファミリーの皆さん。私は3台のPS5を持っているので、皆さんにお売りしたいと思います！購入希望の方は私宛にダイレクトメール(DM)を送信してください！売上はすべてチャリティに寄付され、購入者のひとりはレイカーズの試合に招待されます」と書かれています。

実際にこのツイートに反応してバス氏のTwitterアカウントにDMを送信した人は、個人間送金サービス・Zelleの任意のアカウントに送金するよう指示されたそうです。以下が実際にバス氏のTwitterアカウントをハッキングした人物と、とあるユーザーのDM上のやり取り。

その後、ロサンゼルス・レイカーズの公式Twitterアカウントがバス氏の声明として「レイカーズファンの皆さん、私のTwitterアカウントはハッキングされました。このツイートに反応したり、ツイート内容に従いお金を送金したりしないでください。これは正当なオファーではありません。私がアカウントを取り戻すことができたら再びレイカーズのアカウントから通知します」という内容をツイート。

なお、最終的にバス氏は自身のTwitterアカウントの制御を取り戻し、詐欺ツイートを削除しています。