メモ

トランプ大統領のTwitterアカウントにハッカーがログインしたことをオランダ当局が認める


2020年10月に、オランダのセキュリティ専門家・Victor Gevers氏が「トランプ大統領のTwitterアカウントのパスワードを当ててログインした」と報告しました。Twitter、およびホワイトハウスはアカウントがハッキングを受けたことを認めませんでしたが、この件を調査したオランダ検察庁が「Gevers氏によるハッキングは確かに行われた」と認めました。

OM: Nederlandse hacker die inlogde op Twitter-account Trump niet strafbaar | De Volkskrant
https://www.volkskrant.nl/nieuws-achtergrond/om-nederlandse-hacker-die-inlogde-op-twitter-account-trump-niet-strafbaar~b9820c07/


Trump's Twitter account was hacked, Dutch ministry confirms | Donald Trump | The Guardian
https://www.theguardian.com/us-news/2020/dec/16/trumps-twitter-account-was-hacked-dutch-ministry-affirms

Gevers氏は2016年にもトランプ大統領のTwitterアカウントにログインしたことがある人物。このとき、パスワードは「yourefired」で、その後、2020年までの間にパスワードは変更されました。Gevers氏は再びさまざまなパスワードで挑戦を繰り返し「maga2020!」でログインに成功しました。


こうしたハッキングがあったことをTwitterとホワイトハウスは否定。Gevers氏が証拠として示したトランプ大統領のTwitterアカウントのプロフィール編集画面についても、実物そっくりに似せたものを撮影しただけで、実際にはハッキングはしていないのではないかという指摘がなされていました。

ハッキングによりアカウント所有者ではない人間が勝手に届いているメッセージを読んだりツイートをしたりすることはオランダでも刑事犯罪であるため、2020年11月からハイテク犯罪チームがGevers氏の動きについて調査を行いました。その結果、オランダ検察庁はGevers氏によるトランプ大統領のアカウントハッキングは確かに行われたということを認定しました。

ただし、Gevers氏はこうしたハッキングができてしまったという問題点をTwitterやFBI、CIA、ホワイトハウスなどに伝えようとしており、「責任ある開示」と呼ばれる特別な状況であったことが認められ、刑事責任には問われない見込みです。

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in メモ, Posted by logc_nt

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