猫になりたい欲望をかなえまくるサイバーパンクADV「Stray」プレイレビュー
サイバーパンクADVの「Stray」のPlayStation 5・PlayStation 4版が2022年7月19日、Steam版が7月20日にリリースされました。スタッフの猫も開発メンバーに数えられているこの異色作は、一匹の猫になって人類滅亡後のサイバーパンクな街並みを軽やかに駆けるゲームで、好きな時に「ニャー」と鳴いたりお気に入りのポイントでガリガリ爪とぎしたりできる猫ライフの再現度の高さはもちろん、群れをなして襲い来る異形の生命体との戦いやパズル要素、姿を消した人類の行方といった謎に切り込むストーリーも魅力的なアクションADVとなっているので、まずは冒頭をプレイしてどんな感じのゲームなのか確かめてみました。
Steam:Stray
https://store.steampowered.com/app/1332010/Stray/
Stray | ゲームタイトル | PlayStation (日本)
https://www.playstation.com/ja-jp/games/stray/
というわけで、ゲームを始めるとチュートリアルとして自然に飲み込まれた廃虚からプレイが始まります。
猫になりきるADV「Stray」の序盤はこんな感じ - YouTube
今回は、Steam版をPCでプレイしています。XboxコントローラーのBボタンを押すと好きなタイミングで「ニャー」と鳴くことができます。
Aボタンを押すと、他の足場へと身軽にジャンプすることが可能なほか、押しっぱなしにしておけばジャンプが可能なタイミングで一番近い足場にジャンプします。高くて狭い足場を次々に飛び越える場面もありますが、飛べない場所や方向へはジャンプできないようになっているので、ストーリー上の演出以外で落下することはありません。
Yボタンは、猫らしいアクションを行うためのボタン。木の幹や絨毯、ソファーなどで爪とぎをしたり、水を飲んだりといった行動がとれます。このゲームにHPの概念はなく、水を飲んでHPを回復したりもしないのでゲーム的には完全に無駄な動作も多々ありますが、猫になりきって没入感を高めるのに一役買っています。
しかし、猫ライフを楽しむだけがStrayではありません。以下のムービーを再生すると、猫らしさを存分に生かしたパズルや、SFホラーな一面が垣間見える謎の敵との遭遇シーンを見ることができます。
「Stray」の猫のイタズラっぽいパズル要素や謎の生物から逃げる戦闘シーン - YouTube
ペンキの缶にじゃれついて缶を落とすと……
その下のガラスが割れて新しいルートが開けました。
また、ストーリーを進めると謎の生命体「Zurk」に猫が襲われることも。Zurkは猫よりも一回り小さい生き物ですが、虫のような素早く動き回って大量に押し寄せてくるので、人によっては苦手に感じるかもしれません。
Zurkに飛びつかれてもBボタンで振り払えますが、動きが遅くなります。
そのままどんどん飛びつかれると、画面が赤くなりやがてゲームオーバーに。猫が血を流すようなゴア描写はありませんが、悲鳴を上げたり痛がったりはします。難易度選択はありませんが、ゲームオーバーになっても直前からやり直すことが可能でデスペナルティもないので、繰り返し挑戦できます。
ゲームを進めると、言葉を発するドローン「B-12」に出会います。このドローンは手で物をつかめない猫に代わってアイテムを入手したり、ドアのロックを開けたりしてくれます。
B-12との出会いでぐっと行動の幅が広がると、いよいよStrayの本編開始です。
「Stray」のサイバーパンク情緒あふれるスラムをさっそうと駆ける猫 - YouTube
身軽さを生かしてネオンに照らされた街を立体的に走り回ったりして、街から人間の姿が消えた謎を追っていきます。
各地に残された人間の痕跡を集める収集要素もあります。
いなくなった人類の代わりにこの世界に住んでいるのが、ロボットたちです。B-12の翻訳を介してロボットとふれあうこともできます。
この記事では、Strayの基本的な操作方法やアクション性などを簡単にまとめました。Strayの世界観を堪能する映像や、詰まりやすいポイントを解説した記事は以下から読むことができます。ただし、ある程度ゲームを進めた部分も掲載されているので、初見でのプレイ体験を重視する人は注意してください。
猫がカワイイだけじゃないアクションやパズル要素も満載な「Stray」の詰まりやすいポイントを徹底攻略 - GIGAZINE
街並みの空気感や背景の作り込みがえげつない「Stray」の美麗グラフィックと世界観を堪能、気になるホラー描写は?
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