レビュー

コンパクトなのに猛烈な強火もトロトロ弱火も自由自在な折り畳み式バーナー「ST-340」でカレーを作ってみたよレビュー


キャンプやBBQなどの際には、炭火やたき火といったアウトドアらしい熱源の他に、火力が安定した携帯ガスコンロやシングルバーナーなどの熱源があると煮込み料理や炒め物といった幅広い料理を楽しめるようになります。しかし、「携帯ガスコンロを買ったけど、思ったよりコンパクトにならない」「シングルバーナーはコンパクトに収納できるけど、火が一点集中されるので食材が焦げやすい」といった問題点に悩んだ経験がある人も多いはず。アウトドアブランドのSOTOより2022年に登場したレギュレーターストーブ「ST-340」は、コンパクトな本体に火を広範囲にまんべんなく広げる能力を備えているとのこと。そんなST-340を購入したので、実際に定番キャンプ料理「スパイスカレーカレー」を作って性能を確かめてみました。

レギュレーターストーブ Range(レンジ) ST-340 | SOTO | OutDoor Gear
http://www.shinfuji.co.jp/soto/products/st-340/

◆目次
・1:ST-340の外観チェック
・2:ST-340の点火手順
・3:ST-340でスパイスカレーを作ってみた
・4:まとめ

◆1:ST-340の外観チェック
ST-340のパッケージはこんな感じ。


パッケージの中には、ST-340本体と収納袋、説明書類が入っていました。


ST-340のは、ゴトクと遮熱板(SOTOと記されたプレート)が折り畳み可能で、折り畳み時のサイズは非常にコンパクト。


折り畳みを解除するとこんな感じ。バーナーの火が出る穴は、中央部分を避けるように空けられています。また、4本脚のゴトクで抜群の安定性を確保できています。


黒い「器具栓つまみ」を回すことでガスの出力を調整可能。また、器具栓つまみの下部に搭載された「点火レバー」を押し下げることで、一発で着火できます。


ST-340は、収納袋に入れた状態で内径約14cmのクッカーにスッポリ納まります。


加えて、ガスもボンベギリギリ収納可能。ただし、ガスボンベが上方に大きく飛び出すので、この状態では「大きいクッカーと小さいクッカーを組み合わせてフタをする」という技が使えません。ザック1つで行動するライトウェイトキャプを計画している場合は、パッキングに工夫が必要です。


◆2:ST-340の点火手順
ST-340には卓上ガスコンロと同様のガスボンベを取り付け可能。説明書にはSOTO製のガスボンベ「ST-700」か「ST-760」を使うように記されているので、今回はST-700を用意しました。


ガスボンベは取り付け口と切れ込みを合わせて右にひねるだけで取り付けられます。


ガスボンベを装着した状態が以下。遮熱板が火とガスボンベの間に配置されるので、内径の大きな調理器具を使ってもガスボンベに熱が伝わりにくくなっています。


点火するには、まずガスの出るシューッという音が聞こえるまで器具栓つまみを左に回して……


点火レバーをカチッと音が出るまで押し下げればOK。この際、ゴトクが熱くなるので木製の机の上などで使う場合は机の焦げ付きを防ぐためにゴトクの下に耐熱シートを敷くのがオススメです。


◆3:ST-340でスパイスカレーを作ってみた
ST-340の使い方が分かったので、実際に調理に使ってみます。今回は「猛烈な強火で食材の水分を飛ばす」「消火ギリギリの弱火で長時間煮込む」という強火・弱火の使い分けが重要なスパイスカレーを作ってみます。

材料はこんな感じ。


コンパクトなシングルバーナーで大きめの調理器具を使うと「鍋底の中央付近しか加熱されず、火の通りにムラができる」という事態に陥りがち。今回は、内径21cmの鍋を使って、ST-340の加熱性能を確かめてみます。


まずは、鍋底に火がギリギリ触れるくらいの弱火にして……


ニンニクやショウガを色づくまで炒めます。弱火で約12分炒めましたが、火が消えることはありませんでした。


続いて、タマネギを投入して……


器具栓つまみをひねって強火に調整します。下方向から見ると、火の先端が鍋底全体を覆っていることが分かります。


強火でタマネギをアメ色になるまで炒めたら……


ホールトマトを投入。


さらに強火で炒め続け、汁気を完全に飛ばします。水分が飛ぶまで約25分強火で炒め続けましたが、途中で火力が不安定になることはありませんでした。


今度は中火に調整して……


スパイスを投入。


鶏肉も追加して表面に火が通るまで炒めます。


表面に火が通ったらコンソメスープを流し込み……


火が鍋底にギリギリ触れるくらいの弱火に調整。


この状態で20分煮込みます。


20分経過したらスパイスカレーの完成です。小型のシングルバーナーでスパイスカレーを作る際は最後の「20分間弱火で煮込む」が鬼門で、弱火に調整しようとすると火が消えてしまったり、火が消えない強さに調整すると食材が焦げてしまったりと安定して煮込むことが困難でした。しかし、ST-340では「鍋底を覆いつくす強火」も「鍋底にギリギリ触れる弱火」も安定して出力可能だったので、焦げ付くことなくキッチンのコンロで作るのと遜色ないスパイスカレーを作れました。


◆4:まとめ
実際にST-340を使ってみたところ、キャンプ用途には十分なコンパクトさながら、強火から弱火まで安定した状態を保てる性能の高さを確認できました。また、スパイスカレーを作るために約1時間点火し続けた後でもガスボンベにはガスが半分ほど残っていたので、1泊分の調理ならガスボンベ1個で十分にこなせそう。たき火や炭火もキャンプの雰囲気を盛り上げてくれますが、ST-340のようなバーナーを用意すると煮込み料理や炒め料理などキャンプ料理のレパートリーが大幅に増えます。


また、ST-340の本体は大きめのクッカーにスッポリ納まるサイズなので、パッキング次第では登山などの荷物を削減したい用途での活躍も期待できそうです。

ST-340は、富士バーナーの公式ショップで税込8800円で販売されています。また、記事作成時点ではAmazon.co.jpで税込1万2000円で販売されています。

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in レビュー,   ハードウェア,   , Posted by log1o_hf

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