「iOS 16」「macOS Ventura」「watchOS 9」のパブリックベータ版が公開される

Appleが2022年6月に開催した開発者向けイベント「WWDC22」では「iOS 16」「iPadOS 16」「macOS Ventura」「watchOS 9」「tvOS 16」「HomePodソフトウェア16」といった各種OSの次世代バージョンが発表されました。それらのOSのパブリックベータ版がダウンロード可能となっています。

Apple Beta Software Program
https://beta.apple.com/

Appleが各種OSのメジャーアップデートを行う際は、まず開発者向けベータ版が配布された後に一般ユーザーでも利用可能なパブリックベータ版が配布されることが通例となっています。今回公開されたiOS 16・iPadOS 16・macOS Ventura・watchOS 9・tvOS 16・HomePodソフトウェア16のパブリックベータ版は、Appleのベータ版試用プログラム「Apple Beta Software Program」に参加しているメンバーなら誰でもダウンロード可能となっています。

iOS 16・iPadOS 16・macOS Ventura・watchOS 9に搭載される主な新機能は以下の通り。

◆iOS 16
iOS 16では、ロック画面に「フォントスタイルの変更」「時計の見た目の変更」「ウィジェットの配置」などのカスタマイズ要素が追加されます。

標準チャットアプリ「メッセージ」では、送信後にテキストを編集することが可能になりました。さらに、メッセージ画面で他人と同じムービーを同時視聴する機能も追加されています。

Apple純正地図アプリ「マップ」では、ルート検索時に経由地を追加したり、マップアプリからSuicaなどの電子マネーをチャージしたりが可能となります。

iOS 16には、他にも大量の新機能が追加されています。各機能の詳細は、以下のページで確認できます。

iPhone向けOSの次期メジャー版「iOS 16」が発表、ロック画面がカスタマイズ可能に - GIGAZINE

◆iPadOS 16
iPadOS 16では、アプリのウィンドウサイズを自由に変更できるようになります。

また、アプリをワンタップで切り替える機能や、外部ディスプレイに接続する機能も追加されており、MacBookに近い使い方が可能となっています。

各機能の詳細は、以下のページで確認できます。

iPadをまるでMacのように使えるiPad向けOSの次期メジャー版「iPadOS 16」が発表 - GIGAZINE

◆macOS Ventura
macOS Venturaでは、アプリやファイルを横断検索できる機能「Spotlight」が大幅に強化され、「ローカルやインターネット上の画像を検索する」「検索結果をクイックルック」「『アラームの設定』などのクイックアクションを実行する」といったことが可能となります。

さらに、iPhoneのカメラをウェブカメラとして使う機能も追加されています。

その他の新機能は、以下のページで確認できます。

Mac向けOSの次期メジャー版「macOS Ventura」が発表、iPhoneをMacBookのウェブカメラにすることが可能に - GIGAZINE

◆watchOS 9
watchOS 9では、ランニングやサイクリングなどのワークアウト中に確認できる情報の量が大幅に増加します。また、ワークアウトの強度をリアルタイムで算出する機能も追加されています。

ビタミン剤や医師に処方された薬などの服薬状況を記録する機能も登場しました。

さらに、「レム睡眠」「コア睡眠」「深い睡眠」「起床タイミング」などを詳細に記録する睡眠トラッキング機能も追加されています。

他にも、文字盤が追加されたり、キーボードで日本語入力が可能になったりと多くの機能が追加されています。

Apple Watch向けOSの次期メジャー版「watchOS 9」が発表 - GIGAZINE