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キャラ完全強化に1400万円超の課金が必要な「ディアブロ イモータル」がBlizzard史上最低のユーザースコアを獲得してしまう


2022年6月1日から配信が開始されたゲーム「ディアブロ イモータル」が、世界的に権威のあるレビューサイト「Metacritic」でユーザースコアが10点満点中0.5となったことが分かりました。このスコアはディアブロ イモータルの開発元であるBlizzardのゲーム史上最低となりました。

Diablo Immortal now has Blizzard’s lowest ever user score on Metacritic | VGC
https://www.videogameschronicle.com/news/diablo-immortal-now-has-blizzards-lowest-ever-user-score-on-metacritic/

2022年6月10日時点において「ディアブロ イモータル」に付けられたユーザースコアは3399件の評価のうちポジティブな評価が130件、どちらでもない評価が24件、ネガティブな評価が3245件で、圧倒的な低評価の「10点満点中0.5」です。ディアブロ イモータルは基本プレイ無料のスマートフォン用ゲームとして配信が開始されたものの、ルートボックスを含む課金システムを積極的に導入していることが大きく非難されていました。あるユーザーは、ディアブロ イモータルでキャラクターを完全に強化するには11万ドル(約1400万円)という膨大な課金額、無課金プレイでも現実の時間で約10年というプレイ時間が必要だと見積もり、ユーザーのさらなる反発を招きました。

「ディアブロ イモータル」のキャラ完全強化には1400万円超の課金か10年間のプレイが必要、エンドコンテンツ「レジェンダリー宝石」の入手が難しすぎる問題で - GIGAZINE


なお、Blizzardが開発したゲームの中で1.0未満のユーザースコアを獲得したのはディアブロ イモータルが3本目。1本目は2002年にリリースされた旧作のリマスター版である2020年発売の「Warcraft III:Reforged」で、スコアは0.6です。こうしたスコアが付けられた理由として、ゲーム系ニュースサイトのVideo Games Chronicleは「最初の発表で示されたカットシーンが含まれておらず、オリジナル作にあったソーシャル機能が不足しているという批判を受けてのことだ」と推測しています。2本目は2007年に発売された「World of Warcraft」の拡張パックを2021年にリマスターした「World of Warcraft:Burning Crusade Classic」で、これまた0.6というスコアが付けられています。同作にはアイテム課金制度や複雑な派閥システムなどへの批判が寄せられています。

ただし、この評価はあくまでユーザーの評価に基づいたものです。Metacriticのユーザースコアを付けるにあたりユーザーは実際にゲームをプレイしたことを証明する必要はないため、未プレイのユーザーが世評だけを根拠に評価している可能性がある点には注意が必要です。

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in ゲーム, Posted by log1p_kr

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