AppleはVR/ARヘッドセット向けの映像コンテンツをハリウッド監督と制作中との報道
Appleはハリウッドの映画監督と協力して、開発中であるとウワサされている拡張現実(AR)と仮想現実(VR)を合わせた複合現実(MR)ヘッドセット用の映像コンテンツを作成していると報じられています。
Apple Sees Virtual-Reality Headset as Its Next Big Thing - The New York Times
https://www.nytimes.com/2022/06/04/business/apple-virtual-reality-headset.html
Apple’s mixed reality headset will reportedly feature content created by Hollywood directors - The Verge
https://www.theverge.com/2022/6/4/23154486/apple-reportedly-working-hollywood-directors-upcoming-ar-vr-headset-jon-favreau
The New York Timesの報道によると、Appleと協力してMRヘッドセット向け映像コンテンツの制作に取り掛かっているハリウッドの関係者としては、「アイアンマン」シリーズの監督や「マンダロリアン」の原案・脚本・監督・製作総指揮などを担当したジョン・ファヴロー氏の名前が挙がっています。ファヴロー氏が制作中の映像コンテンツは、同氏がプロデューサーを務めてApple TV+で配信中の「太古の地球から~よみがえる恐竜たち~」のMR版なのではと報じられています。
「太古の地球から~よみがえる恐竜たち~」がどんな作品なのかは以下の公式予告編を再生すればわかります。
Prehistoric Planet — Official Trailer | Apple TV+
なお、AppleのためにMR向け映像コンテンツの制作に携わっているのは、ファブロー氏だけではないそうですが、詳細は明らかにされていません。
The New York Timesの報道によると、Appleが開発中のMRヘッドセットはバッテリー寿命とパフォーマンスの問題から、2023年までリリースされない可能性があるとのこと。これはBloombergの過去の報道とも合致します。
Appleが開発中のMRヘッドセットは現地時間の2022年6月6日に開催予定のWWDC22では登場しない可能性があります。ただし、The New York TimesによるとAppleはWWDC22の中で新しいカメラと音声機能を追加できるようにするソフトウェアツールを発表することで、開発者がAppleのヘッドセット上で使用できるハンズフリーインターフェイスの基礎を築くことができるようになると報じています。
なお、Appleが開発中であるとウワサされているヘッドセットは、VRとARの両方を提供できる可能性がウワサされており、Macレベルの処理能力を有している可能性も報じられています。
AppleのAR-VRヘッドセットがついに2022年末か2023年に登場との報道 - GIGAZINE
また、AppleはMRヘッドセット向けのOS「RealityOS」を開発中であることも報じられています。
AppleがVR/ARヘッドセット向けOS「realityOS」を開発中であると判明 - GIGAZINE
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