ドロドロに溶けたガリウムを1000fpsで撮影した様子が異世界感満載
融点が29.8度と人の手の上に乗せるだけで溶けてしまうような金属「ガリウム」を1000fpsのハイスピードカメラで撮影した映像を、スローモーションムービーを多数作成しているYouTubeチャンネル「The Slow Mo Guys」が公開しています。
Inside a Liquid Mirror Vortex in Slow Mo - The Slow Mo Guys - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=cT9OZtOgtjk
この2人がThe Slow Mo Guysのメインパーソナリティーのギャブ(左側)とダン(右側)。
今回2人が取り扱うのはガリウムです。2人はガリウムをドロドロに溶かしてミキサーでガリウムの渦を作り、その様子を上からカメラで撮影しようとしています。
ガリウムの毒性は強くないものの、アルミニウムなどの金属をもろくするような腐食性があり、金属バットをボロボロに侵食することも。今回2人が使用するカメラは一部アルミニウムを含んでいるため、万が一ガリウムが飛び散ってカメラに付着してしまってはいけません。
そのため、2人はマスキングテープでカメラを覆うことで対応。
このカメラを大がかりなロボットアームに取り付けます。このロボットアームはミキサーが作動して渦ができあがるとカメラごと下降するようにプログラムされており、安全かつ正確にガリウムの様子を捉えることができるようになっています。
そして容器に入れられたガリウムを設置。これで準備完了です。
ダンが手動でミキサーのスイッチをポチッと押します。
勢いよく飛び散るガリウム。
続いてカメラがガリウムめがけて突っ込みます。
撮影された映像の一部はこんな感じ。キラキラと光を反射するガリウムがグルグルと回転しています。
カメラが近づくとよりクッキリと確認できます。水とは明らかに違う動き方で、表面に膜が張っているようにも見えます。
次は趣向を変え、被写界深度を深くしてより奥の方までクッキリ撮影することに。10万ルーメンのライトも用意して準備OKです。
そうして撮影された映像の一部が以下。洞窟の中のようにも見えます。
最後に2人はカラフルな色を発するライトを掲げて撮影。
撮影した映像を見て2人は「恐ろしい」「サイケデリック」といった感想を述べました。
なお、撮影機材の周りにはガリウムの飛び散った跡があり、ギャブは「(ターミネーターの)T-1000がナイトクラブでくしゃみしたみたいだ」とジョークを飛ばしました。
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