飛行機に置き忘れたiPhoneが長旅の末に持ち主の元に戻る
iPhoneなどのデバイスで楽しめるコンテンツは、長時間のフライトには欠かせないエンターテインメントとなりつつありますが、旅のお供だったはずのiPhoneが持ち主よりも長い旅をしてしまったと報じられています。
Where’s Mrs Rugby’s iPhone (VH-QPA) now? | Australian Frequent Flyer
https://www.australianfrequentflyer.com.au/community/threads/where%E2%80%99s-mrs-rugby%E2%80%99s-iphone-vh-qpa-now.104401/
Passenger's iPhone racks up the miles trapped in a plane seat | AppleInsider
https://appleinsider.com/articles/22/05/15/passengers-iphone-racks-up-the-miles-trapped-in-a-plane-seat
この一件の発端は、オーストラリアの旅客機利用者が集まる掲示板であるFrequent Flyer Pointsに2022年5月6日に書き込まれた、Rugby氏というユーザーの「空港にiPhoneを置き忘れてしまったようです。誰か、ラウンジの連絡先を知りませんか」という投稿です。
iPhoneの「探す」機能を使ってみるよう勧められたRugby氏は、iPhoneが空港ではなく飛行機の中にあることを発見。「iPhoneは私たちと一緒にAKL(ニュージーランドのオークランド)に来てから、SYD(オーストラリアのシドニー)に戻り、その後HNL(ハワイのホノルル)でバカンスを過ごしているようです」と報告しました。
国際線で3回もフライトする長旅を見守る間、Rugby氏はカンタス航空のあらゆる紛失物記録を確認しましたが、Rugby氏のiPhoneを落とし物として届け出た人はいませんでした。また、Rugby氏は幾度となくカンタス航空に電話をかけましたが、うまくいかなかったとのこと。
座席の隙間にスマートフォンを落とし、座席のヒンジにはさまって破損するとバッテリーから出火する可能性もあることから、「いっそ、カンタス航空に飛行機が火災のリスクにさらされていると通報してみては?」とアドバイスするユーザーもいました。
そうこうしながら2日が経過した5月8日、Rugby氏は「いいニュースがあります。この掲示板の天使たちが助けてくれたおかげで、今日の午後にシドニーに到着した便からiPhoneが回収されたようです。私は、とても親切なカンタス航空のスタッフから連絡をもらい、手荷物サービスに取り次いでもらうことになりました。ですので、来週またシドニーに到着した時に取り戻せるかもしれません」と投稿して、助力してくれた掲示板ユーザーにお礼を述べました。
そして、5月15日にRugby氏はついに自分のiPhoneを取り戻せたことを報告しました。飛行機で長旅をしたことを記念して、Rugby氏のiPhoneには「シルバーランク」の会員ステータスが送られたそうです。
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