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フルタイム開発者からフリーランスへと転身し年間1000万円以上を稼ぐ1つの方法とは?


自分の手で仕事を見つけて稼いでいくフリーランスは、場合によっては特定の組織の一員として働くよりも収入が増えることも。フリーランスのソフトウェア開発者となって収入を増やすための方法の1つを、開発者のケイレブ・ポルツィオ氏が解説しています。

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https://calebporzio.com/i-just-hit-dollar-100000yr-on-github-sponsors-heres-how-i-did-it

ポルツィオ氏はもともとソフトウェア開発企業のTightenでフルタイムの開発者として働いており、その当時の収入は9万ドル(1200万円)でした。この金額はポルツィオ氏にとって「堅実」な額であり、妻の収入もあって資産を減らさずに済んでいたとのこと。

その後ポルツィオ氏はTightenを離れてフリーランスとなり、AlpineJSLivewireを開発しました。フリーランスとなったポルツィオ氏が収入源として目をつけたのはGitHubスポンサーでした。ポルツィオ氏はオープンソースのソフトウェアを開発していたため、その性質上ソフトウェアそのものから収入を得ることは難しく、「個人的な支援を受ける」という形のGitHubスポンサーはポルツィオ氏にとって完璧なものに見えたそうです。ただし、もちろん支援する人はソフトウェアを使用する人の数より少なく、始めた時点での実質年間収入は6800ドル(約87万円)程度だったとのこと。


次にポルツィオ氏は独自のソフトウェア提供法「スポンサーウェア」を実施。これはまずソフトウェアを開発したあとに支援してくれる人にのみ提供し、支援者が一定数に達した後にオープンソース化するというもの。単純な方法ですが信じられないほどうまく機能したとのことで、ポルツィオ氏はこの手法で年間収益を1万1000ドル(約140万円)増やすことに成功しています。

ただし、ポルツィオ氏いわくこの手法は「素晴らしいものだが絶え間ないアイデアの湧出を必要とする」とのことで、ポルツィオ氏はこれに代わる長期的に維持可能な手法を模索しました。

ポルツィオ氏の収入を決定的に押し上げたのは「ソフトウェアの使い方を詳しく紹介すること」でした。ポルツィオ氏は自身が作成したLivewireの基本的な使い方をスクリーンキャストで動画に仕上げて掲載し、その動画へのリンクを既存のドキュメントへ追加していきました。そして、数週間してからGitHubスポンサー専用の新しい「プライベートスクリーンキャストグループ」を作成。より詳しいソフトウェアの使い方の動画をスポンサー専用に公開したわけです。


この手法でポルツィオ氏は年間収益を90日間で8万ドル(約1000万円)ほど増やしたとのこと。ポルツィオ氏はこれらの作業を「大好きなコミュニティのために大好きなソフトウェアを構築するのは楽しい」と評価しています。また、ポルツィオ氏はほかの開発者に対し「支援者を一生懸命集めて一貫して対価を提供すること」「支援額の設定を小さくし過ぎないこと」などをアドバイスしています。

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in メモ,   ソフトウェア, Posted by log1p_kr

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