「Google Pixel 6a」と思われるデバイスが連邦通信委員会の審査を通過、4種のモデルを同時発売か
2021年10月に「Pixel 6」「Pixel 6 Pro」が発売したGoogleのPixelシリーズについて、性能を極力維持したまま価格を抑えた「a」シリーズの「Pixel 6a」らしき新製品が販売を控えていると、アンドロイド系ニュースを届けるDroid Lifeが報道しました。Droid Lifeによると、通信機器の販売を許可するアメリカ連邦通信委員会(FCC)の審査にGoogleデバイスが合格したことが公開されており、そこには少なくとも4つの異なるモデル番号が登録されていたとのことです。
Google Pixel 6a Makes Important Stop at FCC
https://www.droid-life.com/2022/04/12/google-pixel-6a-fcc-models/
The Pixel 6a lands at the FCC with four different models | Ars Technica
https://arstechnica.com/gadgets/2022/04/pixel-6a-listed-at-fcc-allowing-for-a-possible-google-i-o-launch-in-may/
FCCが公開した文書によると、「GX7AS」「GB17L」「G1AZG」「GB62Z」の4つの型番がGoogleデバイスとして新規登録されています。そのうち「GB62Z」のみが5Gの通信速度が速いミリ波であり、他の3モデルの「親モデル」として登録されています。Pixel 6は上位モデルのPixel 6 Proのみミリ波対応で、他の型は速度が劣る代わりに広範囲に電波が届くSub6のものになっていることから、Droid Lifeは「今回のFCCの登録は新規モデルの『Pixel 7』ではなく、Pixel 6を踏襲した廉価版モデルの『Google Pixel 6a』です」と述べています。
Pixel 5aは、世界的なチップ不足もあり、アメリカと日本でのみ販売されています。Pixel 6aと見られるFCC文書には、4つのモデルのリストが幅広い展開を見せており、これまでの販売範囲に近い13か国での販売を計画していると見られています。
Pixel6aは2021年11月に、アクセサリメーカーに配布する必要のあるデータに基づいてデザインがリークされています。そこでは、Pixel 5aでは抑えめだったデュアルカメラの向上や、ディスプレイ内の指紋センサー、Pixel 4aから続いてフロントカメラ等を点状に配置してベゼルを極端に狭くした「パンチホール型ディスプレイ」を採用しているとされていました。
Google Pixel 6A First Look, 360 Degree Video Exclusive - YouTube
記事作成時点で発表されている内容では、Google Pixel 6aには5G、WiFie 6E、NFCがすべて搭載されているとのこと。前世代の「Pixel 5a」が2021年7月にFCCに記載されて8月に製品発表されたことから、2022年5月11日に予定されているGoogleの開発者向け会議「GoogleI/O」で正式に発表されるとDroid Lifeは予想しています。
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