Starlinkなどの衛星通信データを入手して中国に送ろうとした中国人ら4人に対してフランス当局が捜査を開始

SpaceXの衛星インターネットサービス「Starlink」などに関連する衛星通信データを不正に取得し中国側へ送ろうとした疑いで中国人2人を含む4人をフランス当局が捜査しているとロイター、AFPなど各社が報じています。
Two Chinese nationals suspected of spying from French Airbnb under investigation | Reuters
https://www.reuters.com/world/china/four-people-including-two-chinese-nationals-arrested-france-suspicion-spying-2026-02-04/

French police arrest 2 Chinese citizens over alleged attempt to access military data – POLITICO
https://www.politico.eu/article/france-police-arrest-2-china-citizen-access-military-data-starlink/
パリ検察によると、フランス南西部のジロンド県で物件に直径約2メートルの衛星アンテナが設置されていることに近隣の住民が気づき、同じタイミングでインターネット障害が発生したため警察に通報しました。
通報を受けてフランスの捜査当局は2026年1月31日に捜査を開始。ロイターによると捜査当局はAirbnb経由で貸し出されていた当該物件の家宅捜索を行い、衛星アンテナに接続されたシステムを発見して押収、現場にいた中国人2人の身柄を拘束しました。
また、AFP通信によると2人の中国人の後に現場に到着した2人は機材を違法に持ち込んだ疑いで拘束されたとのことです。
ロイターによると2026年2月4日にパリ検察のサイバー犯罪部門が司法手続きを開始。パリ検察は「中国人2人がフランス領内に入り、Starlinkの衛星ネットワークからの衛星データや軍事組織を含む重要な対象からの価値の高いデータを取得して中国へ送ろうとした疑いがある」と声明を出しています。
4人の被疑者のうち2人は勾留され、2人は司法の監督下に置かれることになりました。今後の捜査では軍事・重要インフラに関わる重要情報の外国への不正提供や、情報システムからの組織的なデータ窃取などが焦点になるとのことです。
なお、被疑者らはフランスに入国する際のビザ申請で、大学と協力して軍事向けプロジェクトに携わる企業に勤務していると申告していたそうです。
Starlinkをめぐっては通信インフラとしての価値が高い一方で、戦争や治安の問題に関連して不正流通や取り締まりの対象になることもあります。
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また、衛星通信が軍事・安全保障的な価値を持つ点もこうした事件が注目される背景のひとつです。
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ロイターによると、中国外務省は「悪意ある中傷や非難に反対する」との立場を示し、中国国民の正当な権利と利益を守るよう求めたとのことです。
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in メモ, ハードウェア, Posted by log1b_ok
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