『鬼平が「うまい」と言った江戸の味』に出てきた貝柱のかき揚げの天ぷら年越しそばを作ってみました
『鬼平が「うまい」と言った江戸の味』という本の108-109ページに「醤油豆と貝柱の掻き揚げの天麩羅そば」というのが載っており、なんだかやたらうまそうな感じだったので「これは現代風に再現せねばなるまい!」という謎の使命感に突き動かされ、年越しそばとして作ってみることにしました。
これがすべての原因となったページ。この掻き揚げ自体がかなりうまそうだったのに加え、確かにこういう感じで貝柱をまとめた天ぷらというのは作ったことがありません。
揚げ油とかいろいろ準備
今回はベビーホタテをいっぱい準備しました。
衣を作ります。まぜまぜ。
油を温めます
大体160度。あまり温度を上げると天ぷらの衣が焦げるので、これぐらいの温度でじっくりと揚げましょう。これが成功のコツ。
どさどさとベビーホタテ投入、実に豪快
衣を付けます、ごろごろ
油が良い感じに温まってきたので、この「かき揚げリング」を投入。今回使ったかき揚げリングは100均で購入したもので直径は8.5cmぐらい。
かき揚げリングに、衣を付けたベビーホタテたちを入れていきます
じゅわじゅわー
ゆさゆさと揺すって揚げ具合を確認し、良い感じに固まったのを確認したらすぽっと抜きます
さらにパリッとさせるために揚げ続けます。じゅわわー。
ちょっと色づいてきたら、ひっくり返しましょう
お箸でつまんだときにしっかりと形が崩れず持てるようになれば完成
ペーパータオルの上に置いて、余計な油を切っておきます
うん、かなり良い感じのサクサク感が出せました
そして揚げている間に準備していたそばを持って来ます
上にかき揚げをのせてみます。そのままだと高さがかなりあったので、そばの真ん中をちょっとへこませてそこに入れるといい感じです
周囲にネギを散らして完成!
味わいとしては完璧。コロッケそばとか海老天とか、とにかく「揚げ物」が上にのっているとそれだけでそばの味と油の味とがミックスされてうまみが増すわけですが、その中でも今回の帆立のかき揚げは神がかっています。ほたて自体が1粒ずつ、噛めば噛むほど味が出るという状態なのに加えて、衣のサクサク感が加わり、さらにそこへだしの味、そばの風味が加わるわけなので、重層的な深みが出るわけです。
そんなわけで「貝柱のかき揚げの天ぷら年越しそば」はすさまじくおいしいので、超オススメ。いつも通りの天ぷらだとちょっとつまんないなーという場合に作る価値ありありです。
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