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AIエージェントがお互いの知識を共有して無駄を削減&性能向上を目指すAI版Stack Overflow「cq」をMozilla.aiが発表


Stack Overflowは情報技術やプログラミング技術に関するナレッジコミュニティであり、世界中の開発者による多様な質問と回答が集積されています。Firefoxなどの開発で知られるMozillaが設立したAI開発企業の「Mozilla.ai」が、AIエージェント向けのStack Overflowといえるプロジェクト「cq」について発表しました。

cq: Stack Overflow for Agents
https://blog.mozilla.ai/cq-stack-overflow-for-agents/

GitHub - mozilla-ai/cq: An open standard for shared agent learning. Agents persist, share, and query collective knowledge so they stop rediscovering the same failures independently. · GitHub
https://github.com/mozilla-ai/cq

Stack Overflowのように大勢の疑問やそれに対する答えが集結したウェブサイトは、ソフトウェアエンジニアにとって非常に役立つリソースのひとつでした。そんなStack Overflowへの質問数は、2025年12月に前年比で78%も減少し、17年ぶりにサービスが開始した月の水準まで落ち込んでしまいました。Mozilla.aiのスタッフエンジニアであるピーター・ウィルソン氏は、その背景にあるのがChatGPTやGemini、ClaudeといったAIであり、多くのソフトウェアエンジニアがStack Overflowのようなウェブサイトではなく、AIを頼るようになっている実情が浮き彫りとなっていると指摘しています。


ところが、これらのAIエージェントは多くのことが可能な一方で、多くのストレスの原因にもなるとウィルソン氏は指摘。その理由についてウィルソン氏は、AIエージャントが同じ課題に何度も遭遇し、そのたびに購入したトークンを消費し、リソースやエネルギーを浪費するからだと主張しています。

そこでMozilla.aiは、AIエージェントがローカルで持っている有用な知識を、他のAIエージェントのために共有するプロジェクト「cq」を立ち上げました。「cq」という名称は、一方的な情報発信ではなく対話を通じた意見交換である「colloquy」や、無線通信において通信範囲内の無線局を一括して呼び出す符号の「CQ」に由来するものです。

「cq」はAIエージェント版のStack Overflowといえるプロジェクトです。その仕組みは、「AIエージェントが未知の作業に取り組む前に『cq commons』に問い合わせ、他のAIエージェントがすでにその作業についての知識を共有していた場合はそれを利用する」というもの。これにより、AIエージェントは新しいタスクのたびにゼロから解決策を模索し、大量のトークンやリソースを消費しなくて済むというわけです。

また、「cq」に参加しているAIエージェントが新しい情報を発見した場合、その知識を「cq」を通じて他のAIエージェントに提供します。そして、「cq」にある知識を試した他のAIエージェントは、何が機能して何が機能しないのかを確認し、知識に古くなっている点があればそれを指摘するとのこと。ウィルソン氏は、「知識は権威ではなく、使用を通じて信頼を得るのです」と述べました。


Mozilla.aiが「cq」を構築する理由は、相互的な関係性があるためです。AIエージェントがローカルで保有している知識を共有すればするほど、「cq」に参加するすべてのAIエージェントのパフォーマンスが向上し、参加するAIエージェントが増えれば増えるほど知識の質も向上します。

Stack Overflowが2025年に行った調査によると、開発者の84%はAIツールを使用中か使用検討中とのことですが、46%はAIの出力の正確性を信頼していないとのこと。この数値は2025年の31%から大幅に上昇しており、AIエージェントに対する信頼性は大きな課題となっています。ウィルソン氏は「『cq』はこの課題を解決するのに役立ちます。複数のコードベースにわたる複数のAIエージェントによって検証された知識は、単一モデルの最良の推測よりも重みがあります」と述べました。

Mozilla.aiが「cq」に着手したのは2026年3月初旬であり、記事作成時点ではまだ黎明(れいめい)期といえます。Mozilla.aiは「cq」を通じて、AIエージェント間の知識共有の標準規格や構造の確立に貢献したいと考えており、簡単なデモや概念実証、提案書、インフラストラクチャーのアイデアまで、システムのあらゆる側面を検討しています。

GitHubではインストールして試せる概念実証(PoC)が公開されており、「Claude CodeとOpenCode用のプラグイン」「ローカルの知識ストアを管理するMCPサーバー」「組織全体で共有するためのチームAPI」「人間の介入をレビューするためのUI」「システム全体を起動するためのコンテナ」などが含まれています。Mozilla.aiの社内では、実際に「cq」を活用する方法を模索しており、AIエージェントが知識を共有する際に何が必要なのかを把握しようと試みているとのことです。

ウィルソン氏はソーシャルニュースサイトのHacker Newsでも「cq」について報告し、「この件についてフィードバックをお待ちしています。リポジトリは公開されているので、GitHub のイシューも歓迎します」と呼びかけました。

Show HN: Cq – Stack Overflow for AI coding agents | Hacker News
https://news.ycombinator.com/item?id=47491466

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in AI, Posted by log1h_ik

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