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安全柵などがなくても人間の同僚と一緒に作業可能な新型汎用人型ロボット「Digit 5」をAgilityが発表


人型ロボットの開発・製造で知られるAgility Roboticsが、新型の汎用人型ロボット「Digit 5」を発表しました。前モデル・Digit 4が3年かけて積み重ねたフィードバックが反映され、人間の同僚が近くで作業する際の安全性が大幅に向上しています。

Agility Unveils Digit 5 Humanoid Robot Built for Cooperatively Safe Work at Scale | Agility
https://www.agilityrobotics.com/content/agility-unveils-digit-5-humanoid-robot-built-for-cooperatively-safe-work-at-scale

Introducing Digit 5 - YouTube


これまで、人間とロボットが同じ職場で作業をしようと思うと、人間の安全を確保するため、ロボットの周辺に安全柵を設置する必要がありましたが、Agilityによると、Digit 5は安全柵なしでも人間と共同作業が可能だそうです。


NVIDIAのエッジAI担当VPであるディープ・タラ氏によると、6万5000時間を超える実運用をベースとして、AgilityのシステムとNVIDIA IGX ThorおよびHalos for Roboticsを組み合わせることで、人型ロボットが工場や倉庫で安全に連携できるようにしているとのこと。


Digit 5が向こうから歩いてきた人を検知。


問題が起きないようにしゃがんで安全を確保しました。


今度は、Digit 5が歩いていく物陰から人が登場。


するとDigit 5はただちに停止しました。


Agilityによると、独自のAIアルゴリズムと複数のセンサーテクノロジーを使用して、自律的に回避・停止・しゃがみ行動を行い、人々を継続的に観察し、適切な措置を講じるようになっているとのこと。また、視覚と聴覚のキューを利用して、動作意図を近くの人々に伝えます。

前モデルのDigit 4と比べるとDigit 5は積載量が40%増加し、最大50ポンド(約22.7kg)までのものを繰り返し持ち上げることが可能になっていて、1人で行う荷物の上げ下げ作業を完全にカバーします。搭載しているバッテリーは1回9分の充電で90分駆動可能。動作と充電の効率はDigit 4の2:1から10:1に伸び、24時間で20時間以上という生産的作業ができるようになりました。また、ISO標準の継手を備えた交換可能設計になっていて、行わせたい作業に合わせてツールを交換できます。

これまでAgilityはDigitシリーズをアメリカとカナダで展開してきましたが、Digit 5は初めてイギリスとEUでの展開も視野に入れており、CEマークやその他の規制への対応を行う予定。アーリーアクセスは2027年上半期、製造・倉庫・流通事業者向けへの一般展開は2027年末までの予定だとのことです。

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