「数独」を解こうとすると発作が起きるようになってしまった男性

数独はブロックごとに区切られた枠内に1~9の数字を埋めていくパズルであり、英語でも「Sudoku」と呼ばれて世界中で親しまれています。そんな数独を解こうとすると発作が起きるようになってしまった男性の症例報告が、医学誌のJAMA Neurologyに掲載されています。
Seizures From Solving Sudoku Puzzles | Epilepsy and Seizures | JAMA Neurology | JAMA Network
https://jamanetwork.com/journals/jamaneurology/article-abstract/2456131

Diagnostic dilemma: A man's sudden seizures were set off by sudoku | Live Science
https://www.livescience.com/health/mind/diagnostic-dilemma-a-mans-sudden-seizures-were-set-off-by-sudoku
2008年11月、当時25歳だったドイツ人男性はスキー旅行中に雪崩に巻き込まれ、友人に救助されるまでの15分間にわたって雪に生き埋めとなりました。男性は生き埋めによって低酸素状態となりましたが命は取り留め、病院へ搬送されました。
男性は低酸素症によって運動障害を患い、歩く時と話す時に脚と口の筋肉に制御不能なけいれんが起きるようになってしまいました。男性はケガの治療を終えるとリハビリ施設に移り、事故の前から趣味としていた数独に取り組むようになったとのこと。
ところが、男性が数独を解こうとすると左腕のけいれん(間代発作)が繰り返し発生しました。左腕のけいれんは数独を解くのをやめると止まったとのことで、医師らは男性に何が起きているのかを詳しく理解するために脳スキャンを行いました。

まず、脳波検査で脳表面の活動を測定したところ、患者の脳は右側および中心頭頂葉の発作パターンを示していることが判明しました。つまり、発作は脳の右半球の中心領域および頭頂葉から生じていたというわけですが、発作を引き起こす疾患や異常は見つかりませんでした。
次に医師らは、男性に数独を解いてもらいながら、血流を利用して脳全体の活動を追跡する機能的磁気共鳴画像法(fMRI)を実施しました。fMRIの結果、数独を解いている時の男性の脳は広範囲にわたり活性化しており、特に頭頂葉の中心部で強い活動がみられました。
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in 無料メンバー, サイエンス, Posted by log1h_ik
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