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テスラがステッカーの不備を理由に1万4500台のモデルYをリコール


2026年5月22日、アメリカ運輸省道路交通安全局(NHTSA)は最大積載重量が記載されたラベルが貼られていないとして、アメリカで1万4575台のモデルYをリコールすると発表しました。

Part 573 Safety Recall Report 26V315
https://static.nhtsa.gov/odi/rcl/2026/RCLRPT-26V315-5410.pdf


Tesla recalls 14,575 Model Ys because they may be missing a sticker | Electrek
https://electrek.co/2026/05/22/tesla-is-recalling-14575-model-ys-because-they-may-be-missing-a-sticker/

Tesla to recall over 14,500 Model Y SUVs in US over missing weight certification label | Reuters
https://www.reuters.com/legal/litigation/tesla-recall-over-14500-model-y-suvs-us-over-missing-weight-certification-label-2026-05-22/

すべての車両には運転席側のドアの内側に、車両の最大積載重量を示すラベルが貼られています。このラベルには、タイヤに関する役立つ情報や車両の製造年月日が記載されています。

最大積載重量ラベルの貼り付けは、49 CFR Part 567で義務付けられています。


リコール対象となるのは2025年11月から2026年4月までの間に製造された1万4575台のモデルYで、この最大積載重量ラベルが貼られていないためです。NHTSAによると、最大積載重量ラベルがないと顧客が車両に過積載してしまい、衝突事故のリスクを高める可能性があるとのこと。

ラベルが貼られていない可能性のある1万4575台がリコール対象となっていますが、テスラはこのうち実際にラベルが貼られていないのは約45%程度と推定しています。テスラはリコール対象となる車両を検査し、ラベルを貼り付ける予定です。

「最大積載重量ラベルが貼られていない」というのは些細なことのように思えるかもしれませんが、自動車メディアのElectrekは「最大積載重量ラベルが貼られているのには理由があります。それは、車両に過積載をしないようにするためです。車両に過積載すると、操縦性が低下したり、サスペンションが底付きしたり、タイヤがバーストするリスクが高まったり、パワートレインに負担がかかったり、制動距離が長くなったりするなど、安全性が損なわれる可能性があります」と指摘しています。


最大積載重量ラベルの不備が明らかになったのは、2025年11月17日から2026年4月21日までの間、テスラのフリーモント工場にある「自動画像スキャンツール」が不安定な動作をしていたことが明らかになったためです。自動画像スキャンツールの役割は、各車両にラベルが貼られていることを確認することでした。

テスラがこの問題を認識したのは、2026年4月17日に車両にラベルが貼られていないことに気づいた時でした。その後、原因が工具の不具合にあることが判明。テスラは自動画像スキャンツールを修理し、記事作成時点では製造工程中に作業員が手作業でステッカーが貼られているかどうかを二重チェックしているそうです。


NHTSAによると最大積載重量ラベルの不備による衝突事故・死亡事故・負傷事故の報告は一切ないそうです。Electrekも「車には通常、かなり重複した情報が記載されたラベルが2枚貼られており、そのうち1枚だけが欠けているように見えることを考えると、実際には大した問題ではないように思えます。ただし、規則は規則ですから」と記しています。

また、生産が続けられているにもかかわらず、このような問題が半年近くも見過ごされてきたのは長すぎるとElectrekは指摘。ひとつひとつは些細なことかもしれませんが、車は何千もの小さな部品が組み合わさってできており、それらがすべて連携して機能しなければいけません。そのため、そのうちのひとつが長期にわたって不具合を起こしていたということは好ましいことではありません。「ステッカーの貼付自体はテスラにとって費用がかからない作業ではあるものの、1万4575台もの車を点検するという作業は、サービスセンターにとってはかなりの時間を要する作業となるでしょう」とElectrekは記しました。


なお、テスラは2019年にも最大積載重量ラベルが貼られていないモデル3を製造していた期間がありますが、この時の製造期間はわずか5日間だったため今回のケースとは大きく状況が異なります。

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in 乗り物, Posted by logu_ii

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