アウディがボタン1つで車体の長さが変わる自動運転車のコンセプトカー「Skysphere」を発表
ドイツの自動車メーカー・アウディが2021年8月10日に、車体の形状と全長を変えて2つのモードを切り替える機能を備えたEV自動運転車のコンセプトモデル「Skysphere」を発表しました。
Audi skysphere concept - 開かれた未来のためのEVロードスター(ドイツ本国発表資料) | Audi Japan Press Center - アウディ
https://www.audi-press.jp/press-releases/2021/b7rqqm000001hr11.html
Skysphereがどんな感じの車なのかは、以下のムービーを見るとよく分かります。
The Audi skysphere concept: freedom in motion - YouTube
アウディの発表によると、Skysphereは「グランドツーリング体験」と「スポーツ体験」という2つのドライビングを楽しめるよう、車のサイズを変更する可変ホイールベースを採用しているとのこと。
「グランドツーリングモード」は、スムーズで快適な移動や景色などを楽しむことを目指したモードです。
レベル4の自動運転により、ドライバーはハンドルを握ることなくドライビングができます。
車内にあるボタンを押すと……
運転用のペダルがせり上がってきます。
ダッシュボードに格納されていたハンドルも展開され、「スポーツモード」に変形しました。
変形するのはインテリアだけではありません。車の全長は「グランドツーリングモード」の5.19mから「スポーツモード」の4.94mへと25cm短くなり、ホイールベースも短縮されることで、より機敏な動きが可能になります。
Skysphereは、465kWのパワーと750ニュートンメートルのトルクを誇る電気モーターにより、静止状態からわずか4秒で時速100kmに達することができます。
リアエンドには、風洞実験により開発された流線型のデザインが採用されるなど、性能と外観の両立にもこだわっているとのこと。
Skysphereはコンセプトカーなので、実際に発売されるかどうかやその時期などは未定。格納式のステアリングホイールが規制をクリアできるかも分かっていませんが、アウディはSkysphereに加えて2022年までに「Grandsphere」と「Urbansphere」の合計3つのコンセプトモデルを展開する予定としています。
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