「攻殻機動隊 S.A.C.」の神山健治監督が手がける新作長編アニメ「永遠の831」キービジュアル&公式サイトが公開
WOWOW開局30周年記念のオリジナル新作長編アニメ「永遠の831」のキービジュアル&公式サイトが、2021年8月3日(火)20時に公開されました。監督・脚本を務めるのは、「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」などを手がけた神山健治氏です。
「永遠の831」公式サイト
https://eienno831.com/
8月3日20時に公開された「永遠の831」のキービジュアルがこれ。防波堤の上に座った少年とその奥に少し離れて立つ少女が、頭上から光が差す空を見上げています。よく見ると少女の足元は防波堤から浮き上がっており、少し不思議な青春モノという印象。キャッチコピーは「止まっていた時間を動かしたのはだれ?」となっています。
また、キービジュアルや公式サイトのオープンと同時に、「永遠の831」の公式Twitterアカウント(@eienno831)も開設されています。
監督・脚本を務める神山健治氏は、「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」「精霊の守り人」「東のエデン」「ひるね姫 ~知らないワタシの物語~」などを手がけたことで知られ、2021年6月には「指輪物語」の劇場アニメ「The Lord of the Rings: The War of the Rohirrim」の監督を務めることが発表されています。
アニメーション制作は神山健治氏が代表取締役共同CEOを務め、「花とアリス殺人事件」「INGRESS THE ANIMATION」「あした世界が終わるとしても」などを手がけたクラフター(CRAFTAR)です。
神山健治氏の監督・脚本でWOWOW開局30周年記念の新作長編アニメが制作されることは、2020年11月5日に発表されていました。この時点では、「本作は現在執筆中のため、タイトルはまだ未発表だが、青春社会派クライムアドベンチャー作品となる予定だ」と記されており、神山健治監督は以下のコメントを寄せていました。
神山健治監督からのコメント:
長年温めてきた構想や、これまでの歩みの中で出会った風景、そして人々の生活に大きな変化をもたらした2020年。そのあらゆる経験をもとに、新しく生まれてくるアイデアを大切にしながら、現在脚本を執筆してます。 これから本格的な制作期間にはいります。信頼するスタッフの皆さんと思いを共有しながら、さらにアイデアを練り上げていきます。
本作品は、縁あってWOWOWの開局30周年記念番組としてお贈りすることになりました。まだ内容をお伝えすることはできませんが、どんな物語になるのか、ぜひ楽しみにお待ちください。
なお、英語圏では「831」という数字が「I love you」を意味していますが、本作の「831」に同様の意味が込められているのかどうかは不明です。
「永遠の831」は、2022年1月から放送される予定となっています。
◆「永遠の831」作品情報
監督・脚本:神山健治
放送・配信:2022年1月予定
アニメーション制作:CRAFTAR
(C)神山健治・CRAFTAR・WOWOW/「永遠の831」WOWOW
・関連記事
「指輪物語」の劇場アニメ「The Lord of the Rings: The War of the Rohirrim」の制作が決定、監督は「攻殻機動隊 S.A.C.」の神山健治 - GIGAZINE
「ブレードランナー」の新アニメシリーズ制作が決定、監督は神山健治&荒牧伸志で「カウボーイビバップ」の渡辺信一郎も参加 - GIGAZINE
「終わらない日常」が得がたいファンタジーになった時代に新たな作品を送り出す「ひるね姫」神山健治監督インタビュー - GIGAZINE
社会の大きな問題と切り結ばない作品を作る意味はあるのか、神山健治監督が「ひるね姫」に込めたものとは? - GIGAZINE
未来ケータイを巡る争いを描く神山健治監督のアニメ「もうひとつの未来を。」ついに最終話公開、衝撃の裏側が判明 - GIGAZINE
スマートなオフィスからスマートCGアニメを送り出している「クラフタースタジオ」を見学してきた - GIGAZINE
・関連コンテンツ